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彼女や妻に「恐怖の浮気防止アプリ」を仕込まれていないか? こっそり確認する方法

~柳谷智宣の「デジタル四方山話」第49回~

 浮気防止アプリというのをご存じだろうか? 彼氏や彼女が浮気しているかもしれないと怪しんだときに行動をチェックする、というものだが、呼び名のようなかわいいものではない。自分の行動が筒抜けになる怖いアプリだ。  もちろん、所有者の同意を得ずに隠れてアプリをインストールし、行動を監視するのは完全に法律違反となるので、読者は絶対に利用してはならない。問題は、知らないうちに自分のスマホにインストールされていないか?ということだ。

浮気防止アプリをインストールされるとどうなるのか?

 浮気防止アプリをインストールされると、まずは現在位置が筒抜けになる。恋人に大阪出張と言って浮気に走るものの、「なんで東京にいるの?」とLINEが来たら凍ってしまう。さらに「なんでパークハイアットにいるの?」と場所までバレていたら恐怖だ。

スマホに監視アプリが仕込まれていると、どこにいるかがリアルタイムで筒抜けになる

 アプリによっては、GPSの過去の履歴やジオフェンシングも利用できる。現在位置だけでなく、今日どんなルートを移動したのかがバレバレになるのだ。お気に入りのレストランからホテルまで移動していたら、ちょっと言い訳が効かなくなる。  ジオフェンシングは、特定の場所に出入りしたときにメールを受け取ることができる機能で、その場所を登録しておけば、リアルタイムで接近を検知できるのだ。店のドアを開けようとしたときに、「もうその店には行かないって約束したでしょ!」とスパイ映画のようなメッセージを送ることもできる。  iPhoneではジェイルブレイクというAppleのセキュリティ機能を外す操作を行わない限り、そこまでディープな監視はできない。しかしAndroidでは、メールやSMS、LINEを盗み見たり、ウェブブラウザや通話の履歴をチェックする機能を搭載しているアプリもある。写真や動画を表示したり、入力するIDとパスワードをチェックすることも可能。  もっと危険なのが、スマホのカメラの映像を遠隔地からリアルタイムに確認できる機能だ。スマホのカメラアプリを起動していなくても、第三者にいつでも録画・録音されてしまうのだ。

アプリ一覧に見覚えのないアプリがあったらネットで検索してみよう。「Cerberus」は定番監視アプリのひとつ

 もちろんハッカーのような高度な知識は必要ない。高度な監視機能を利用するには有料アプリが必要になるが、1年で1000円もしないので特にハードルにはならない。身に覚えのある人は震えることだろう。第三者にスマホをいじられた可能性があるなら、監視アプリが仕込まれていないか確認しておきたいところ。  厄介なことに、iPhoneはアプリをインストールすると必ずアイコンが表示されるが、Androidはアイコンを消すことができる。  しかし、どちらの場合もインストールしているアプリを隠せないのがアプリ一覧だ。ここをチェックし、見覚えのないアプリがないかを必ず確認しよう。浮気防止アプリなら、アプリ名で検索すれば即ヒットするはず。削除するなり、逆手に取ってアリバイ工作に利用するかはご自由に。
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「iPhoneを探す」機能も危険
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