ただ単に褒めればいいわけではない。聞く側も注意が必要
人の言葉に耳を傾けるときは、自分のテーマを把握しておきましょう。自分は何を悩み、何を望んでいるのか。あるいは自分の今の課題は何なのか。そういったことを認識したうえで人の言葉に耳を傾けていると、不意打ちでやる気を奪われたり、乱したりすることなく、むしろその言葉が自分のテーマと向き合うヒントになります。人間が学びを受け取れるのは、自分に用意がある分だけです。
仕事やプライベートで「最近どうも本調子じゃない」と感じたときは、最近周りの人に言われた内容を思い出してみましょう。ふとした時に言われた些細な一言があなたの調子を狂わせているのかもしれません。そうしたやりとりを私たちは表面的には忘れてしまい、忘れてしまうからこそ思い出すまで、その一言に囚われてしまいます。
「あのとき、あの人から、ああ言われたことを気にしていたんだな」と思い出せれば、その影響から自由になれます。人間を心の深い部分から自由にするのは、思い出すことです。
コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る」。著書『人生を変えるマインドレコーディング』(扶桑社)が発売中
『人生を変えるマインドレコーディング』 人はなぜ続けることができないのか? 続けるには「信念」が必要だ! |
1
2
この連載の前回記事
この記者は、他にもこんな記事を書いています
ハッシュタグ