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なぜ「正解」は一つではないのか? 相手の言い分にも一理あるわけ

いまの仕事楽しい?……ビジネスだけで成功しても不満が残る。自己啓発を延々と学ぶだけでは現実が変わらない。自分も満足して他人にも喜ばれる仕事をつくる「魂が燃えるメモ」とは何か? そのヒントをつづる連載第108回 ネガティブ 何を言っても否定してくるネガティブな人間はどこにでもいます。ある大学生はそんな友人と話していたら、些細なことで言い争いになったそうです。そのときは「もう口もききたくない」と思ったものの、ふと以前に聞いていたその友人の家族関係や過去の出来事を思い出し、「相手に寄り添っていなかった」と反省したそうです。  自分には自分の経緯があり、相手には相手の経緯があります。そして、その経緯に基づいて、「物事に対してどんな反応を返すのか」という性格が決まります。否定的な人間には否定的になる境遇があったということです。  「否定的」の反対は「肯定的」です。そして大切なのは、「否定的と肯定的に優劣はない」ということです。私は昔、今よりもずっとポジティブな人間で、「自分は何でもできる。自分なら何でもやれる」と考えていました。しかし、そう考えている間は何も成し遂げることができませんでした。  私が「自分の人生がうまく回り出した」と思えるようになったのは、「自分にできることと、できないことの両方がある」という当たり前を認められるようになってからです。そう認められると、自分がなすべき仕事を見極められるようになり、無駄に人と衝突することもなくなりました。  私にもネガティブな友人がいました。その友人は私がやることなすこと、「そんなに人生うまくいかないよ」と否定してきました。私は私で一歩も譲らなかったので、毎回議論は平行線で終わるのですが、不思議とそんな付き合いが何年も続きました。  しかし、自分の人生がうまく回り出したくらいから、私はその友人の言い分を一部認めるようになり、その友人もまた私の言い分を一部認めるようになりました。そして、それと同じタイミングで彼もまた自分の職場で営業成績一位という結果を出せるようになりました。その時は、「これが大人になるということか」としみじみ思ったものです。
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議論はつい硬直化しがち
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