更新日:2019年07月19日 22:47
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ウイスキーのロックアイスが丸い理由

 冷やしたいのに薄めたくないなら、氷を使わなければよいと考える人もいます。そこで利用されているのが、ウイスキーストーンです。石や金属を冷凍庫で冷やし、それを氷代わりに利用するのです。氷ほど急激に冷えるわけではありませんが、確実に冷たくなります。この冷やしすぎない、というのもウイスキーを楽しむメリットとなることもあるでしょう。もちろん、まったく薄まることはありません。  様々なウイスキーストーンが販売されていますが、口に入れるお酒に浸けるのですから、信頼できる製品を選びましょう。少なくとも、口コミなどを検索し、お酒に素材の味が移らないことを確認しておくことをオススメします。  今まで破損事故は見たことがありませんが、複数のウイスキーストーンを入れたクリスタルガラスのグラスを勢いよく動かすと破損する可能性もありますので、注意してください。

ウイスキーストーンを利用すれば、薄めずにウイスキーを冷やすことができます

 ウイスキーの瓶を冷蔵・冷凍することも考えられます。本来、乾燥して振動している冷蔵庫にウイスキーを保存するのはNGです。しかし、普段飲みしている安価なウイスキーを冷やすのであれば問題ないと思います。  本格的なバーでも、カクテルの素材となるウイスキーを冷やしているところはたくさんあります。「ホッピー」の一番美味しい飲み方である「三冷」はホッピーとグラス、そして焼酎をキンキンに冷やして作ります。この焼酎を冷やすのと同じことです。  ウイスキーの丸氷はアイスピックやペティナイフで、板氷から削り出します。もちろん冷たいですし、冬場はなかなかの苦行です。丸氷を使ったロックを飲むときには、そんな手間にも思いを馳せてみてください。
お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる
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