更新日:2019年10月11日 20:28
恋愛・結婚

私の彼氏はクレーマー客「ハッキリして男らしいと思った彼に幻滅した瞬間」

生理用品がきっかけで店員にキレる彼に…

 だめんずと別れられない女性がよく言いがちな台詞だが、さすがの裕子さんもついていけない出来事が起きたという。 「ある日のデートで、突然生理が来てしまって。そのことを透に伝え、コンビニで生理用品を買って、トイレを借りたんです。私がトイレから出ると、透がものすごい剣幕で店員さんを怒鳴っていました。『生理用品を紙袋に入れないで、直接ビニール袋に入れるなんておかしいだろ!? 俺の彼女が恥ずかしかっただろうが!!』と……。 クレーム 店員さんはすぐに使うだろうと察して紙袋には入れなかったんでしょうし、少なくとも、怒鳴るようなことではないですよね。さすがにこれには、私もドン引きしてしまいました。透に、『これからも店員さんにクレームを入れたり、怒鳴ったりするようなら別れる』と告げたんです」  ドン引きするのが遅すぎたような気がしないでもないが、ようやく強気に出た裕子さん。しかし、透さんが素直に聞くはずもなかった。 「透は、『俺はいつも間違っていないし、クレーマーでもない。正しいことを言っているだけ』と断言したんです。彼氏がモンスター客だと、店員さんに申し訳ないということはもちろんあります。それに、“彼女のために店員と戦える俺”ぶられても、すごくイヤだなって。子どもができたら、いかにもモンスターペアレントになりそうじゃないですか。  私は透との将来が考えられなくなり、別れを決めたんです。透も、私が言いなりになるだけの女ではないとわかったようで、思っていたよりもすんなりと別れてくれました」  別れた決め手がズレているとは思うが、モンスター男に見切りをつけられたことはよかっただろう。モンスター客に苦しめられる店員は後を絶たないが、モンスター客自身も幸せそうには見えない。透さんのようにパートナーに見切りをつけられる場合もある。  それでもモンスター客であり続けるのは、幸せではないからモンスターになるのか、モンスターだから幸せになれないのか……いずれにせよ、被害を受ける店員にとってはたまったものではないことは確かだ。<取材・文/関圭一>
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