C.C.ガールズ3がメンバー2人の早期脱退。そもそも初代ってどんなグループ?
かつての人気グループの三代目として結成され、9月18日にお披露目されたばかりだった「C.C.ガールズ3」から、リーダーの河合ひかると鈴木佳奈が脱退することが、わずか1か月後の10月19日に発表された。同時に、所属していたオスカープロモーションも退社し、芸能界からも一旦は離れるという2人。オスカーが発表したところによれば、体調面に原因があるとのことだ。
さて、皮肉にも、結成間もなくメンバーが脱退した「C.C.ガールズ3」が大きな話題となったことで、90年代に一世を風靡した「C.C.ガールズ」にも注目が集まることとなっている。そこで今回は、当時を知らない方のために、「C.C.ガールズ」を詳しく掘り下げてご紹介する。さっそく見ていこう。
初代C.C.ガールズ:青田典子、原田徳子、藤原理恵、藤森夕子
1990年に行われた「日本美人大賞」で、入賞した青田典子、原田徳子、藤原理恵、藤森夕子の4人を集めて結成されたのが、「C.C.ガールズ」だった。グループ名の“C.C.”とは“COOL&CLASSY”の頭文字であり、それまでアイドルとしてイメージされていたものとは違う、大人の鑑賞に堪えるグループが流行するのではないかと、当時の事務所代表が作ったユニットであったという。 “クールで上品”というよりも、セクシーさを大きな売りとしたグループとして、グラビアなどで露出を増やし、世の男性を魅了していった「C.C.ガールズ」。活動初期には「D.D.GAPS」という別名義を用いながら音楽活動を行ったり、CMやバラエティ番組に数多く出演したりと、幅広い活躍ぶりでお茶の間を席巻した。 初代メンバーのなかで、卒業後に一番の出世頭となったのは青田だろう。2004年頃には、出演したバラエティ番組「ロンドンハーツ」(テレビ朝日系)内でのぶっちゃけたトークが話題となり大ブレイク。華やかな時代を引きずる「バブル青田」というキャラクターで、人気を集めた。 また青田は、女優・薬師丸ひろ子やキーボード奏者・安藤さとこなどとの結婚・離婚歴を持つ恋多きミュージシャン・玉置浩二と、自身も実業家との離婚後、バツイチとなった末に結婚したことでも注目の的に。そんな彼女はさまざまな話題を振りまきながら、現在でもタレントとして活躍を続けている。 2016年の音楽ナタリーに掲載されたインタビューによると、「C.C.ガールズ」の再結成に向けて、初代メンバーたちに声をかけたこともあるという青田。しかし、タレントを続ける藤森は育児に奮闘中で、クリエイターとして活躍中の藤原はダンスの振り付けの仕事などに奔走していたとのこと。また、一度芸能界を退いた後に、ソロアーティストとして復帰した原田も、シンガーとしての活動が忙しく、本格的な復活は叶わなかったようだ。 しかし、2018年に東スポWEBに掲載された原田のコメントによれば、青田は毎年「4人でやろう」と誘い続けているという。当の原田も、かつてのファンたちが、バブル時代のような「右肩上がりの希望に燃える気持ちに戻ってもらえるなら」、そして「震災復興のような社会貢献ができるのであれば」、復活もありえると語っている。もしかしたら、4人が揃って並ぶ光景を見られる日も、近いのかもしれない。
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