更新日:2023年04月27日 10:13
デジタル

6000円でできるGoogle最強セキュリティの組み方。失敗しないためには…

必要なのは2つで2セットじゃない!つまり1セットあればOK

 実は、購入する前に「最初から2種類入っているのだから、これだけで対応できるのではないか?」と考えて「Google の最も強固なセキュリティ」のウェブページを隅々まで読んでいた。  すると最後に「高度な保護機能は必要ないとお考えの場合でも、2 段階認証プロセスを有効にすることで、アカウントの保護をさらに強化することができます」と書いてある。「Titan セキュリティキー」の製品ページには、同製品は「2段階認証を行うデバイス」と明記されているので、「やはり1台では無理なのだな」と考えてしまったのだ。  筆者は1万2000円かけてしまったが、Google最強のセキュリティは6000円で手に入る。格安と言っていいだろう。標的型のフィッシング詐欺に遭いそうな人は導入することを検討して欲しい。  ところで、実は正直なところ、強固なセキュリティを適用するのにはちょっと腰が引けていた。SMSでのロック解除というバックアップ方法が無効にされてしまうからだ。外出先でメインキーをなくし、帰宅してからバックアップキーが見つからなければパニックだ。  別にスパイに狙われているわけでもなし、普通の2段階認証にしようかなと考えていたのだが、試しに2セット目の2デバイスをバックアップキーとして追加してみたら、可能だった。つまり、今筆者のGoogleアカウントは最強のセキュリティに守られながら、ワイヤレスキー2つとUSBキー2つの合計4つのキーが存在するというわけだ。これなら、いろいろと安心だし、手元にないという状況も回避できそう。2セット目が無駄にならずにほっとした。

「Titanセキュリティキー」を2セット使って鉄壁の守りを構築

お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる
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