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iPhone 11 Pro Maxから一世代前のXS Maxに出戻って感じたこと

~第70回~  タイトルは間違いではない。  以前の当連載で、iPhone XS Maxから11 Pro Maxに乗り換えたときのことを掲載した。その後、ちょっとトラブルがあって、なんとiPhone 11 Pro Maxを返品・返金することになってしまった。もちろん、筆者が望んだことではないのだが、仕方がない。そこで、一時的に利用端末をiPhone XS Maxに戻したので、ダウングレードしたときの様子を紹介する。「単に並べて使ってみた」とかではなく、最新機種に移行して1か月間がっつり使い込んだうえ、メインスマホを前モデルに戻したという、筆者にとっては初の経験だった。

そもそもiPhone XS Maxってどんな端末だったけ?

 iPhoneを2台並べてのデータ転送は、ダウングレードでも問題なし。1時間ちょっとかけてまるごとコピーが完了。ほとんどそのままの感覚で使い始められる

不具合があったわけではないが手続き上のトラブルで、iPhone 11 Pro Maxは返品に。送料を無料にするために、ヤマト運輸の営業所に出向かなければならなかった

 iPhone XS Maxは2018年9月に発売された前モデルで、ディスプレイサイズは同じ6.5インチ。ボディサイズはややiPhone 11 Pro Maxの方が大きく、18g重くなっている。iPhone 11 Pro Maxはケースに入れているので、裸の状態のiPhone XS Maxはずいぶんスリムに感じる。  同梱品だと、最新版は充電器がUSB Type-Cの18Wタイプだが返品しなければならないのが痛い。全モデルに付属するタイプはコンパクトだが、出力が5Wなので急速充電ができないためだ。  CPUは「A13 Bionic」から「A12 Bionic」に落ちているが、iPhoneでフルパワーを引き出すような作業はなかなか行わない。とは言え、引っ越し直後、バックグラウンドで1000を超えるアプリのダウンロード&インストールが進行しているときに、日曜日恒例のトーナメント中である「Tap Titans 2」をプレイしたところ、ガクガクに処理落ちしていた。

複数の処理を行うと激しい描画がコマ落ちし、CPUパワーの差を感じた

 もちろん、インストールが終われば普通に操作できるようになったが、「他にもちょっと遅いかな」というところが多々あった。以前は気がつかなかったが、より高速な端末に触れてしまうと、身体がその速さに慣れてしまうのだな、としみじみ。ちなみに、ストレージは同じ256GBなので、特に過不足はなし。

ぜんぜん違う!iPhone 11 Pro Maxのバッテリーの凄さ

 外に持ち出したときに、iPhone 11 Pro Maxのバッテリーがいかに凄いのかを思い知った。元より、iPhone 11 Pro Maxは前モデルよりも駆動時間が5時間延びていると謳っており、バッテリー容量も3174mAhから3969mAhへと大幅に増量されているという情報もある。  筆者は必ずモバイルバッテリーを携帯しており、iPhone XS Maxの時は、だいたい午後3時くらいから、タイミングを見ては充電しないと帰宅まで持たない感じだった。それが、iPhone 11 Pro Maxだと、同じ使い方をしてもなんとか持つことが多かった。前モデルは1年間スーパーヘビーに使い倒して、バッテリーが最大容量の95%とやや劣化していることを考えても、大きな違いだ。

iPhone XS Maxだと再び大容量のモバイルバッテリーや充電器を持ち運ぶ必要が出てきた

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カメラの性能もぜんぜん違う
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