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ワイングラスをただ回すのはど素人。恥をかかないスワリングの基本

ワイン以外でスワリングするといいのは……

 筆者は、美味しい状態のワインでも香りをがっつり楽しみたいので、軽くスワリングすることもありますが、それでもグラスの内側が濡れる程度の1~2回しです。閉じたワインを開かせるとしても、数回でOKです。  ワイングラスを持っているとき、ずーっと回している人や、口にしようとする度に回して飲んでいる人がいますが、NGです。いいワインでも、最後の方は香りが飛んでしまうことでしょう。  ブランデーやウイスキーも同じ理由でスワリングをすることがあります。ワインほどすぐに劣化しないので、何回回してもいいのですが、一定数以上は変化はありません。また、古酒の場合は、ワインと同様にスワリングすることで最後に残った美味しい味わいを飛ばしてしまうことがあります。
スワリング

古いお酒はスワリングはしない、もしくは最低限に抑えましょう

 スワリングのやりかたは絶対に覚えておきましょう。しかし、基本的にはスワリングをする必要はありません。確かに、ワインでもウイスキーでも、硬かったり渋かったりとげとげしかったりすることはあります。しかし、グラスに注いだ時点でがっつり空気に触れているので、ゆっくり飲んでいれば、開くお酒は開いていきます。そのバランスを見極められるなら、スワリングですぐに最適化できますが、無理することはないのです。  スワリングをしたことがない人であれば、今晩のバーでは赤ワインを頼んで軽くチャレンジしてみてはいかがでしょうか。逆にスワリングが癖になっている人であれば、一切回さないで飲んでみましょう。意外と難しいかも知れません。
お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる
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