更新日:2023年05月07日 13:52
ライフ

13kg減量したきっかけになった意外な言葉とは?

いまの仕事楽しい?……ビジネスだけで成功しても不満が残る。自己啓発を延々と学ぶだけでは現実が変わらない。自分も満足して他人にも喜ばれる仕事をつくる「魂が燃えるメモ」とは何か? そのヒントをつづる連載第143回 ダイエット「やりたいことをやろう」というフレーズがある。しかし、やりたいことがあるからといって、そのために行動するとは限らない。  たとえば「ダイエットをしたい」「副業を始めたい」と思っていても、実際には何もしなかったり、長続きしないことはよくある。やりたいことがあるだけでは行動には結びつかない。「やりたいんだけど、やる気が出ない」という状態だ。  では、どうすればやる気は出るのか。重要なのは、ダイエットや副業といった物事ではなく人物だ。誰かに影響を受けた時にやる気は高まり、行動できるようになる。  ある男性は「痩せるなんて絶対にできっこない、巷で言われているダイエット法というのは全て嘘だ」と思っていた。しかし、彼はあることがきっかけで、ダイエットを始め、そして成功する。  彼はある日、電車に乗っていて、二人がけの席に座ろうとしたら、隣の席の若者に荷物を置かれて邪魔をされた。仕方なく別の席に移動すると、次の駅でその若者の知り合いが乗り込んできた。するとその若者は彼に聞こえるような声で、「あのデブがここに座ろうとしやがってよー」と言った。  彼はかっと頭に血が昇り、言い返したい衝動に駆られ、恥ずかしさと悔しさで、その場で叫び出したい、大声で泣きわめきたい、そんな気持ちになったという。その悔しさがきっかけで、彼は「絶対に痩せてやる」と決心し、加圧ジムでのトレーニングと食事制限を始め、1年で13kgの減量に成功した。  彼はそれまでにもさまざまなダイエット法に挑戦しては失敗していた。「全てのダイエット法は嘘だ」と思っていた。では、加圧トレーニングと食事制限だけが「本当のダイエット法」だったのかというと、そうではない。  彼は人前で若者に馬鹿にされたのが悔しかったから痩せたのだ。これが「誰かの影響を受けた時にやる気は高まり、行動できるようになる」ということだ。
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やる気が出ずに悩んだら、考えるべきこと
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コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る」。著書『人生を変えるマインドレコーディング』(扶桑社)が発売中

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