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中居正広のジャニーズ退所に見る「令和」らしさとは?

信念が前に進む勇気をくれる

 信念は人に前に進む勇気を与えます。人生には「うまくいきそうだからやる」とか「うまくいかなそうだからやめる」といったレベルの判断では、答え出せない瞬間があります。そして、そうした瞬間に必要になるのが勇気です。  最初からうまくいくのがわかっているのなら、勇気なんていりません。「失敗なんてない」とか「心配のほとんどは杞憂に終わる」と考えて割り切れるなら、誰も悔しがったり、落胆したりしません。恐れずに前に進めるのなら、それは勇気でもなんでもないのです。  恐れながらも前に進む。「はたしてどうなるんだろう」「本当に上手く行くんだろうか」と怖がりながらも前に進むから、それは勇気たりえます。そして、そうした勇気ある前進は、たとえどんな結果になろうとも、有形無形の報いがあるものです。 「後悔するかもしれない。それでも今の自分はその選択をする」という信念は、不確定な未来に飛び込む勇気を与えてくれます。  風潮というのは言葉通り、風や潮の流れのようなものです。どれだけそうした流れがあっても、その流れに逆行する者もいれば、流れとまったく関係ない方向に進む者もいます。しかし、多かれ少なかれ、誰もがその影響を受けているのが、風潮というものです。  令和という時代が平成以上の混沌であることは、誰もが予感していると思います。何が正しいのか。何をすればうまくいくのか。そういった「確かなもの」が薄れた状況では、欲求よりも信念が求められます。もし転職や独立のような大きな決断を迫られたら、「後悔するかもしれないけど、それでもなお自分は」と考えてみてください。その信念が前に進む勇気を与えてくれるでしょう。 佐々木
コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る」。著書『人生を変えるマインドレコーディング』(扶桑社)が発売中

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人はなぜ続けることができないのか? 続けるには「信念」が必要だ!

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