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「緊急事態宣言は必要だったか?」舛添要一氏が安倍政権の最大の過ちを語る

リーダーシップを発揮する地方リーダー

――その一方で地方リーダーの活躍は目を見張ります。 舛添:さきほど述べたように緊急事態宣言も北海道の鈴木知事のマネ。でも安倍政権は緊急事態宣言を出してみたけど、給付や補償までは考えてなかった。そして今は解除の仕方もわからない。「出口戦略」も小池百合子知事や吉村洋文知事のマネをするつもりでしょうか。  マスクを配るのも国に任せると何カ月もかかる。ずっと私は小切手を全国民に配れと主張しています。小切手なら、銀行に持っていけば、すぐ現金化できます。それなのに安倍政権は10万円給付金(特別定額給付金)を各自治体に配らせた。自治体の負担は増えるし、配るまでに時間もかかる。早くもらえる自治体とそうでないところの間で大きな差もできてしまう。  そんな中でも、北海道の東川町では地元の金融機関と協力して無利子で10万円の先払いをはじめた。知恵を絞った松岡市郎町長の決断は実にお見事です。 *  *  * 【舛添要一】 前東京都知事。’09年新型インフルエンザ流行時には厚労相としてらつ腕を振るう。現在は執筆活動、コメンテーターなど幅広く活躍中 <取材・文/村田孔明 写真/時事通信社>
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現在発売中の「週刊SPA!」(5/12発売号)、「緊急事態宣言下の通信簿」では、全国知事、市区町村長のコロナ対策を査定している。舛添氏の視点と合わせて、一読してほしい。

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表紙の人/ 乃木坂46

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