恋愛・結婚

結婚できない美女が「普通の男」を選んだワケ。肩書より大切だったのは…

男性とうまく付き合えない女性の心を開いたのは?

 人は「他人が自分をこう見ているのではないか」と自分の期待されているポジションを演じてしまう傾向があります。「家族といるときの自分」と「会社にいるときの自分」が違うのは、この心理が働いているから。多かれ少なかれどんな人にもそんな要素はあるわけです。しかし、結婚とは「自分らしさをどれだけ愛してくれるか?」が大事。  このコンサルをした2週間後、3歳上のタケシさん(仮名・35歳)とお見合いが決まっていました。彼は今までミカさんがお会いしてきた男性の中でも普通の、少しガタイのいい男性でした。  彼はミカさんに「何をしているときが好きですか?」と聞いたそうです。その際、ミカさんは嫌われるかもしれないという気持ちはありながらも「仕事が楽しくて好きです」とお伝えしたそうです。  交際中、彼はミカさんの仕事を頑張る姿を応援してくれたり、「体調は大丈夫?」「今日は早く寝たほうがいいよ」「こんなリラックスグッズ見つけたよ」と女性として彼女を労ってくれたりしたそうです。  タケシさんとの交際が進み、結婚を前提とした本格的な関係となる「真剣交際」の話が出そうな頃、ミカさんの転勤の話が会社からあったそうです。タケシさんに伝えてみたところ、「ミカさんがやりたいことをやるほうがいいと思う。ただ、僕はミカさんと真剣交際をしたい。だから遠距離結婚になるかもしれないけど、そういう夫婦があっても面白いと思うよ」  ミカさんはその瞬間にタケシさんとの結婚を決めたそうです。

「条件」を意識しすぎて結婚相手を探すのは難しい

相手の好きなことを全力で応援する。 そして、女性を女性として扱う。  当たり前のように思えるこの2つをできている男性は多くありません。好きなことを全力で応援したいけど、「俺の存在はどうなるの!?」と自分の欲求を満たしたくなるのが人間です。  お二人は成婚してから入籍まで1年近くをかけましたが、現在は一緒に住みながら妊娠生活を楽しんでいるようです。  結婚とはこうあるべき。結婚相手はこういう人じゃなきゃ嫌だ。男性も女性もそんなふうに条件で結婚相手を探す人は少なくありません。しかし、状況も環境もすぐに変わる現代において、守れる条件は相手を尊敬し信じるということだけだと思います。  幸せな結婚をしたいと願う男女に参考になれば嬉しいです。
1985年、東京生まれ。アイドル、銀座のホステスなどを経て、現在は恋愛コンサルタントとして結婚したい男女に向けて情報や出会いの場を提供する。「最短成婚成功の秘訣マガジン」をLINEで配信中。公式ホームページ「結婚につながる恋のコンサルタント 山本早織」(Twitterアカウント:@yamamotosaori_
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