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大阪名物「づぼらや」が閉店… 熟女キャバ嬢「思い出が消えてしまった」

青春の思い出が…

 づぼらやのファンは大阪の人だけではない。都内の熟女キャバクラに勤務するユカリさん(仮名・39歳)は、20代の頃に大阪在住の男性と遠距離恋愛をしていたときの思い出を語ってくれた。 殴る 「月に1、2回、私が大阪に行ってデートしていたときにづぼらやに連れて行ってもらいました。フグって東京だとあまり食べられないので、フグの唐揚げが美味しくて。ちょうど、DREAMS COME TRUEの『大阪LOVER』が流行っていた頃で、曲と当時の思いがリンクして切ない気分になったりしていましたね。でもその男、後にm○xiで知り合った女との浮気が発覚したんですよ! 直接会っていたわけではないのですが卑猥なメッセを送り合っていたようで、その場でボコボコにしてやりました。  その後、彼の部屋を飛び出してミナミの街を1人で歩いている時、づぼらやの看板のある道頓堀を見て泣きそうになりましたね。今も大阪に行くとその男を思い出してムカつくのですが、その青春の思い出すらなくなるのか、と思うと寂しくなりますね」  づぼらやの思い出とともに、過去に散った恋愛話までも語ってくれた熟女キャバ嬢達。彼女達の思い出とともに100年もの間、大阪で愛され親しまれていた『づぼらや』。コロナのせいで名店がなくなってしまうのは、あまりにも寂しすぎるのではないだろうか。<取材・文/カワノアユミ>
東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano
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