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<純烈物語>東京お台場 大江戸温泉物語と純烈の関係性を築いた元支配人の情熱物語

純烈大江戸

令和2年元旦撮影

<第57回>純烈と東京お台場 大江戸温泉物語の関係性を築いた元支配人の情熱物語

 東京お台場 大江戸温泉物語スタッフの方々と酒井一圭の話を聞くうちに、純烈との関係の礎を築いた元支配人・安田拓己さん(45歳)の思いを知りたくなった。現在は系列施設のホテルニュー塩原において多忙を極めているとのことで、メールによる取材を受けていただいた。  文面からも誠実さが伝わってくる回答。同時に、純烈に対する情熱と愛に満ち満ちていた。  8年前に入社した安田さんは飲食関係から館内サービスと部署を経験したあと、副支配人を経て支配人に就任。それまでエンターテインメントに関する仕事には携わっていなかったが、新規顧客の開拓業務の中でライブイベントを手がけるようになる。 「以前はアニメイベントを開催していたのですが、ライブによって年齢層も変わり東京お台場 大江戸温泉物語を知っていただくためにも純烈さんのライブは絶好の機会だと思いました。もっとも、じっさいは箕面でのステージを拝見するまではメンバーの名前さえも知らないほどでしたが」  箕面温泉スパーガーデンへ視察にいくと、目に飛び込んでくる光景の何もかもが衝撃的だった。朝早くから指定席を購入したファンが行列をなし、立見スペースは人垣となっている。  何より、自分自身がもう一度純烈を見たいという初期衝動に駆られた。これはいける!と手応えを感じた安田さんは、興奮しつつも「芸能人をお呼びするイベントは初めてだったので、失礼がないように」と、箕面スタッフに対応方法を詳しく聞いた。まずは、そういうところに気を回せる人物だった。  箕面のあとにも、健康センターライブにいくほど安田さんはやる気満々になっていた。ただ、何事もはじめの一歩は苦労するもの。音響・照明機材を購入したはいいが、それを使いこなすスキルがなかった。  純烈スタッフの音響担当・木島英明に相談しつつ当日を迎える。ライブだけでなく、観客の導線、スタッフの配置、全体の流れと何もかもが初めての経験。じっさいに見るのと作り上げるのとではまったく勝手が違った。  豪雨の影響で満席とはならなかったものの、箕面で体感したあの情景に匹敵する熱気があった。それは、座敷に腰を下ろしステージを見る観客一人ひとりの表情からも伝わってきた。 「購入特典の撮影会も第1回から実施したのですが、並ばれているお客様の中には撮影用に仮装する方々もいらっしゃって『次はどんな格好をしようかな』と楽しそうに話されていたのを憶えています。純烈というグループとファンの方々の距離感が近いためか、その距離感で私どもにもフレンドリーに話しかけてくださるお客様が多く、私の名前を憶えていただいたお客様もいらっしゃいました。 『次回のライブ、チケット取れるかなあ』と不安げに声をかけてくださる方は、次にお会いした時はちゃんと『チケット取れたよ!』と喜びながら報告しに来てくださるんです。そういうやりとりをさせていただく中で、私自身もいつの間にか毎月の純烈ライブが楽しみな一ファンになっていました」  月に一度のペースでやれる場が持てるのはグループにとって貴重ではあるが、一方でマンネリにならぬよう、それ相応のスキルが必要。だが純烈の場合、突出したMCスキルがあるから毎回違う作品となる。 「トークが面白くて引き込まれますよね。1時間のライブがとても短く感じられて、それでいて毎回内容が違う。本当に、同じことを喋らないですから」(企画販促マネジャー・平澤誠さん)  加えてラウンドはオーディエンスとの直接的なやりとりだけに、これも相手が違えばメンバーのリアクションもそのつど変わる。撮影会に関しても同じだ。  東京お台場 大江戸温泉物語のスタッフは、ライブ後の撮影会までの風景を通し純烈を見てきた。回を重ねるごとに動員が増え、その中でメンバーや山本浩光マネジャーから東京の拠点と言ってもらえたことが本当に嬉しかったと、安田さんは噛み締める。  1度目の紅白歌合戦出場を決めた時もすぐにお祝いの連絡を入れたが、2度目に関しては至近距離から純烈にかかわる人々を眺めてきただけにやはり特別な感慨があった。
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純烈は「家族のよう」
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