更新日:2020年08月30日 17:08
エンタメ

<純烈物語>焼き肉店の名物おかみと酒井一圭、そして純烈の熱く味わい深い物語<第59回>

純烈結成前からの縁

 ちょうど取材の数日前、公式YouTubeチャンネルで酒井が純烈タイム中にサプライズ登場した動画がアップされ、八起との出逢いを語っていた。店には、その時に撮った写真が貼られており、そこにある日付によると2007年2月27日となっている。  DDTプロレスリング社長兼プロレスラーの高木三四郎、のちに盟友となるマッスル坂井と男色ディーノ、東映プロデューサーで酒井と「マッスル」を引き合わせた横塚孝弘氏とともに来店したらしく、それぞれのサイン色紙を持った5人の顔が切り抜いて台紙に貼ってある。まだ純烈を始める前だから「ガオレンジャー 黒草太郎さん」と記されていた。  並びとしては上にプロレスラーの3人、下に横塚プロデューサーと酒井が来ると収まりがいい。だが、よく見ると黒草太郎(ガオレンジャーブラックの黒と、役名の牛込草太郎がごっちゃになっているのはご愛嬌)が坂井、高木と並んで上に来ている。
八起1

焼肉八起に飾られている数多くの写真から

「あたしね、並べ方って考える方だから。高木三四郎さんはプロレスでトップだから真ん中だし、横塚さんは要でいる。普通だったら彼(ディーノ)がここに来るでしょ。でも、なぜかここに酒井さんがいる。  それはどういうことかというと、もともと華があったのよ。プロレスをやっていることもその時点では知らなかったから、戦隊モノの人という認識でしかなかったんだけど、その時に私がこの位置へ貼ったということは、そうさせるものが純烈を作る前の時点で酒井さんにはあったんだと思うの」
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2回目の訪問予定が、まさかの骨折で…
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(すずきけん)――’66年、東京都葛飾区亀有出身。’88年9月~’09年9月までアルバイト時代から数え21年間、ベースボール・マガジン社に在籍し『週刊プロレス』編集次長及び同誌携帯サイト『週刊プロレスmobile』編集長を務める。退社後はフリー編集ライターとしてプロレスに限らず音楽、演劇、映画などで執筆。50団体以上のプロレス中継の実況・解説をする。酒井一圭とはマッスルのテレビ中継解説を務めたことから知り合い、マッスル休止後も出演舞台のレビューを執筆。今回のマッスル再開時にもコラムを寄稿している。Twitter@yaroutxtfacebook「Kensuzukitxt」 blog「KEN筆.txt」。著書『白と黒とハッピー~純烈物語』『純烈物語 20-21』が発売

純烈物語 20-21

「濃厚接触アイドル解散の危機!?」エンタメ界を揺るがしている「コロナ禍」。20年末、3年連続3度目の紅白歌合戦出場を果たした、スーパー銭湯アイドル「純烈」はいかにコロナと戦い、それを乗り越えてきたのか。

白と黒とハッピー~純烈物語

なぜ純烈は復活できたのか?波乱万丈、結成から2度目の紅白まで。今こそ明かされる「純烈物語」。

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焼肉八起(やきにくやおき)
神奈川県相模原市南区相模大野6-19-25
http://www.yakiniku-yaoki.com/
AM11:30~PM4:30(AM9:00〜予約可テイクアウトのみ)
PM4:30~PM10:00
L.O.)PM9:30 ※日曜日はPM.9:30
休=月・火曜
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