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「アイスワイン」は冷えたワインのことではない。本当の意味は…

アイスワインは寒波に襲われたドイツで生まれた

 さて、アイスワインとは、この完熟したブドウを収穫せずに冬を迎えさせ、氷点下で凍った状態で収穫します。凍ったブドウからは1割くらいしか果汁が絞れず、そのぶん濃縮されるというわけです。  アイスワインはドイツで生まれました。寒波に襲われてブドウが凍ってしまったのですが、貧しい農民はダメ元でブドウを搾ってワインを作ってみたのが発祥です。その後はドイツからオーストリアとカナダに伝わり、3か国で作られるようになりました。ちなみに、この3か国で商標が登録されており、同じ製法で作っても、ほかの国で作った場合はアイスワインと名乗れません。  つまり、アイスワインとは凍ったブドウから作られたワインと言うことで、冷えているワインと言うことではありません。ここは押さえておきましょう。  これらの濃縮されたブドウからワインを作ると、極甘口のワインができあがります。当然、1本のワインを造るのに大量のブドウが必要になるので高級品となります。価格も高くなりますし、そもそも一般的な700mlのボトルではなく小さい瓶に入っていることも多いのです。  日本では甘いお酒は避けられる傾向にありますが、デザートワインはただ甘いだけでなく、しっかりと酸味があり、本当に高級で美味しいお酒になっています。ワインですが糖度が高く日持ちするので、開封した日に飲みきらなくてもOKです。
ワイン

左がソーテルヌ、中央がトカイの貴腐ワインです。右はバニュルスという遅摘みのデザートワインです

 さて、収穫量が少ないとか、高級とか高価といったので、また高嶺の花の話をしているのかと思われそうですが、金額的には手が出しやすい商品もたくさんあります。ハーフボトルサイズにはなりますが、3000~6000円でなかなか美味しいデザートワインが手に入ります。シャトー・ディケムでも2~3万円です。  甘いよりはドライ、と思考停止せずに、次にデザートワインを飲む機会があったらぜひ試してください。グラス1杯であれば、もたれるほどの量ではありません。きっと、なぜ世界中で愛飲されているかがわかることでしょう。お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる
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