ギャンブラーのスイッチに“勝負時の一服”が有用だと思う話
禁煙したいと思ったことは何度もある。朝起きて胃が辛い時、海外に行く度に空港で4,200円で2カートンのタバコを買う時、電子タバコ以外許されない場所ばかりに行った時、帰宅してタバコの臭いが鼻をついた時。
どちらがいいかと言われれば吸わない人生の方が長生きで健康的だとは思う。惰性で吸いすぎているのも事実だし、本当は一日5本とか、そのくらいで済ませたい。でもタバコを知らないままこの年を迎えていたら、知らない景色も多かっただろう。
仕事で大事な局面を迎える前、部屋掃除を始める前、上司と距離を詰める時、他人の銘柄を覚えておく「粋な気遣い」もタバコを吸っていないとそうそうできない。
何かをする前、一本のタバコが燃え尽きるまでの5分。空気が悪くて狭苦しい喫煙スペースの中でしか起きない取るに足らないイベントと、「よし、やるか」という小さな決意。
今月、タバコを20箱近く買った僕は、まだ携帯代を用意できていない。そのためにわざわざ日雇いのアルバイトをしに行く。一箱520円の赤マルを吸って「よし、やるか」と家を出る。
携帯代は約9,000円だった。フィリピンのカジノで1万円が700万円になった経験からカジノにドはまり。その後仕事を辞めて、全財産をかけてカジノに乗り込んだが、そこで大負け。全財産を失い借金まみれに。その後は職を転々としつつ、総額500万円にもなる借金を返す日々。Twitter、noteでカジノですべてを失った経験や、日々のギャンブル遊びについて情報を発信している。
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