「ミッツァ」は「ミート＋ピッツァ」を意味するまさに肉とチーズを喰らうためのピザ。まずはひと口。生地の割合に対して中身が多すぎるのではないかと不安に思うほどのボリューム感。チーズ・マリナーラソース・肉。この三者が合体したうま味は、時速160㎞を超える直球で脳髄を直撃する。 　おいしいと思ったら最後、手が止まらなくなるほどの蠱惑的な味わいは、まさに悪魔（デビル）のなせる業。柑橘味の強いビールを合わせると、さらにピザが進む。 ▼DevilCraftの「ミッツァ」 肉とチーズとマリナーラソースでパンチある味わい。テーブルにあるホットソースをかけるとまた楽しい。ナイフとフォークで食べてもOK。Small 1990円／Large 3980円 　「バッファローチキンウイング」は鶏肉＋スパイシーソースという無敵のコンビ。ブルーチーズとビネガーをベースにしたソースは飽きさせない。 ▼DevilCraftの「バッファローチキンウイング」 素揚げした鶏手羽にスパイシーなソースをからめた逸品。ビールとの相性がよく、ピザの出来上がりまでのつまみにちょうどいいが、飲みすぎに注意。950円（4本入り） 　個性的な前菜も、すべてはメインディッシュへの助走にすぎない。 　個性豊かなクラフトビールとごちそうピザで最高のディナーを楽しみたい。

ビーフチリフライズはチーズ&ビーフチリの最強の組み合わせ！

　アメリカではポピュラーな料理。同店では牛挽肉をトマト、タマネギ、豆などと一緒にスパイシーに煮込んだ自家製チリコンカン（アメリカではチリと略すのが一般的）とチーズを、ワッフルフライドポテトにたっぷりかけてオーブンで熱する。 　破壊力満点の見た目で、直感的にうまいのがわかる。ハラペーニョをのせれば、ビーフチリとチーズの甘さにピリ辛がいいアクセントになって、これまたビールが止まらない最強のつまみとなる。 ＜取材・文／キンマサタカ（パンダ舎）　撮影／岡崎隆夫＞