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期待外れのドラフト1位選手たち、セリーグ編。鈴木誠也の上を行った右の高卒大砲は今?

広島東洋カープ あの鈴木誠也の上を行った右の高卒大砲は?

高橋 大樹

画像:広島東洋カープ公式サイト

 広島は11年の野村祐輔や13年の大瀬良大地といったようにこの10年でエース級2人の獲得に成功している。逆に失敗例はというと、この2人に挟まれた12年の高卒野手・高橋大樹だろう。あの鈴木誠也を差し置いてのドラ1スラッガーだったが、昨年までのプロ7年間で1軍では35試合の出場しかない。打率2割6分6厘、1本塁打、3打点と完全に鈴木とは差をつけられてしまっている。今年も7月19日の試合を最後に2軍落ちとかなり苦しい。  投手なら16年の大卒右腕・加藤拓也だ。現在は矢崎姓を名乗っているが、昨年までの3年間で12試合の登板に留まり、挙げた白星はわずか1勝(3敗)。崩御率も4.58と即戦力ドラ1の実力を活かしきれていない。今季、1軍では6試合に登板したが、防御率9.39と大乱調で2軍落ちしている。

東京ヤクルトスワローズ 1軍未出場選手が2人も……

 今シーズンも最下位争いをしている東京ヤクルトの完全な期待外れは投手なら14年の社会人左腕・竹下真吾、野手なら11年の高卒内野手・川上竜平だ。竹下はプロ3年間のうち16年に1試合1軍での登板があるだけで、そのときの防御率が13.50。17年オフに戦力外通告を受けている。一方の川上も16年に戦力外通告されるまで1軍公式戦出場が1試合もなかった。
杉浦稔大

画像:北海道日本ハムファイターズ公式サイト

 13年の國学大卒の右腕・杉浦稔大は妻が元・モーニング娘。&元・テレビ東京アナウンサーの紺野あさ美ということで話題になったが、本業ではケガに苦しみ、プロ3年目までで6勝7敗、防御率4.53と結果を出せなかった。しかし、17年のシーズン途中で北海道日本ハムファイターズにトレードされて以後、復調の気配が漂っている。  次回はパ・リーグ編をお届けする。<文/上杉純也>
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