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ハンカチ王子だけじゃない。期待外れのドラフト1位たち、パリーグ編

埼玉西武ライオンズ ケガに泣いた6球団競合ドラ1

 18・19年とリーグ連覇を果たしていた埼玉西武は基本的に外れのドラ1が少ない。ただ、少ないからこそ、10年の大卒右腕・大石達也の名前が目立つ。  最速155キロを誇る本格派でドラフトでは6球団が競合した超目玉選手だった。しかし、プロ入り後は右肩痛がついてまわった影響もあり、19年の現役引退まで132試合に登板して、5勝6敗8セーブ12ホールド、防御率3.64という成績であった。  また17年の大卒左腕・齋藤大将去年までの2年間で25試合に登板して、1勝3敗、防御率6.91。即戦力の大卒投手としてはもの足りない成績に終った。今季も5試合に登板したが、防御率7.71と結果を出せず、9月3日の千葉ロッテ戦での登板を最後に2軍落ちしている。

東北楽天ゴールデンイーグルス 俊足巧打で甲子園を沸かせたオコエが……

オコエ瑠偉 オフィシャルブログ

画像:オコエ瑠偉 オフィシャルブログ

 埼玉西武とAクラス争いを続けている東北楽天はこの10年で高校生5人を1位で指名している。3年間は育成期間と考えて、プロ4年目以降の成績をみてみるとまず、名前が挙がるのが15年のオコエ瑠偉だろう。  俊足好打の右の外野手として期待されたが、18年までの3年間で打率2割3分、6本塁打、23打点。そしてプロ4年目の昨季は開幕スタメンを勝ち取ったものの、最終的には打率1割8分2厘、3本塁打、15打点とバットで結果を残せなかった。今年も10月26日現在で1軍の試合出場はゼロと苦しいシーズンを送っている。  高卒投手では12年の森雄大だ。プロ2年目の14年には2勝(3敗)をマークしたが、それ以降はわずか1勝(3敗)のみ。さらに昨年には血行障害を患ったこともあり、現在は育成契約の身となっている。  また、大卒・社会人投手にも期待はずれが。11年の社会人右腕・武藤好貴は17年オフに戦力外通告を受けるまで1軍で登板したシーズンは4シーズンのみで、勝ち負けがついたのは15年に記録した4勝4敗1セーブだけである。通算防御率は4.96であった。
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