さて「ホテル THE Mooon」に話を戻すと、赤羽随一の高級物件とだけあって、ご覧の通り室内調度にもその様子がうかがえる。この写真だとわかりずらいが、バスルームに続く廊下は床がガラス張りになっているという粋な工夫もある。ちなみに、フロントではドリンクバーが飲み放題である。
赤羽という街自体、そこまでラブホの多い街ではない。しかし本物件はまちがいなく赤羽随一の質を誇るラブホであり、「一番街」で深酒しなくとも、アベックなどが何かの記念日で泊まるのにも十分な自信を持ってお勧めできる推薦物件である。逆になまじ歌舞伎町や池袋の中堅ラブホよりも、赤羽逗留の方が「江戸っ子」という見方もある。私の様な「独りラブホ道」を極めたものからすると、いささか勿体ない高級感があるのは否めないとして、赤羽の非日常を経験するためにも、本物件は外せないといえよう。