カーライフ

他人のクルマを傷つけるトナラー行為。空いてる場所で隣に駐車してくる心理

トナラー被害を避けるためには……

「隣に駐車される」ということは、これまで述べてきたように「破損してしまうリスク」が高まるわけです。  ですから、クルマ好きは公共駐車場を利用する際、「誰も駐車しないようなところに駐車する」という努力をしているわけです。  それこそが、破損リスクを回避する、最も有効的な手段だといえるわけですが、それでも隣に来るのがトナラーなのです。  だからクルマ好きがリスクを回避するために、もはや対策はあまりないといえます。  あえてやるならば、ドアパンチ対策のクッションを駐車のたびにボディ側面に装着するということができますが、これもまたリスクがあります。クッションはマグネット式であるため、ボディと擦れて傷が付く可能性があるわけです。  また、2枠使って駐車するということもできますが、これはこれで目立ちます。もしかしたら、これを「けしからん」とする「正義マン」が現れて、逆にいたずらされてしまうかもしれません。  そのほかには、「トナラーするな」とフロントガラスに貼っておく、ということが思い浮かびますが、トナラーはそんな張り紙を見ないでしょう。  最も有効かもしれないと思われるのが、赤い三角コーンを自前で用意して、隣の駐車枠に置くということかもしれません。しかしこれは、駐車場の管理者から怒られる可能性がありますし、モラル的にも良くないでしょう。  ですから、結局「トナラーを避ける」方法において「これといったもの」はないわけです。そうすると、ぶつけられるのが嫌ならば、愛車に乗らないということしか選択肢がないということになってしまいます。  しかし、せっかく持っている愛車に乗れないというのは残念なことですし、それがトナラー行為のせいというのも納得いかないでしょう。  結局のところ、クルマ好きが自分の愛車に安全に乗るためには、「トナラー行為は嫌がられる」ということの認知をもっと上げるぐらいしかないのかもしれません。
1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある

もう新品は買うな!もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう

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