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借金苦の男のもとに寄せられる、読むと気分が悪くなるメッセージ

実例3、4

犬 マシュマロ4「父親が無職のパ○○○○で、母親名義で500万以上の借金をしており最悪です 犬さんはちゃんと自分で返してて偉いと思います これからもちゃんと頑張ってください」 犬 マシュマロ3「自分も大学進学直後に親が実は貯めててくれたお年玉預金を酒と○○○○で溶かして、クレカ限度額まで借りて実家から出て行くことになりましたが、今年36歳にして完済しました。今は息してるだけでも身軽で幸せです」  マシュマロになっている部分がわかるだろうか。ちなみにこの言葉は僕が設定したのではなく、マシュマロ側に搭載されている「マシュマロAI(本当にAIかはわからない)」が自動でチクチク言葉を判定し、傷つかないようにマシュマロにしてくれているらしい。素晴らしすぎる。  ところで話は変わるが、人間の脳は非常に柔軟で、会話の中で単語の最初と最後の1文字ずつさえ言っていてもある程度は齟齬なくコミュニケーションが取れるという。これは文脈からの類推が瞬時になされているということで、機械には難しい作業のようだ。  上のマシュマロを見て欲しい。全ての文字がマシュマロになっていて、最初の文字も最後の文字もわからないこの部分がわかるだろうか? わかるだろうな。このマシュマロの中身が。2択の人もいるだろうが、それはどちらも同じ意味だ。

みんな苦しんでいる

 みんな苦しんでいるし、楽しんでいる。働かなければ増えないという金の摂理から外れた遊びは面白い。これらは仲間達の声だ。匿名だからこそ本当の数字がわかるということもある。普段の人間関係の中で大っぴらにギャンブル好きを公言出来る人は意外と少ない。  許そう。ここがみんなの居場所だ。ここで一生ギャンブルの話をしよう。  自分が世間的に後ろめたい人生を送ってきたからか「類は友を呼ぶ」という言葉が良い意味に聞こえなくてあまり好きではなかったが、大昔に既に核心は突かれていて、どうやら類は友を呼ぶらしい。  許されたのは、僕の方かもしれない。  さらにマシュマロを読み進めていく。最初こそ手放しで褒めてくれる人が多かったが、次第に共感が、そして……。
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自己嫌悪のマシュマロ
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