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『NHK紅白歌合戦』珍事件簿。吉川晃司は出禁に!? AKB48、長渕剛も…

ベルリンの壁で「日本人をタコ呼ばわり」

 先に紹介したのは会場となるNHKホールでのパフォーマンスだったが、次は中継先からの歌唱トラブルである。となれば、’02年に『地上の星』で初出場を果たした中島みゆきを思い出す人も多いのでは。黒部ダムの黒部川第四発電所からの中継だったが、その歌唱中に2番の歌詞を間違えたことが当時、かなりの話題となった。  だが、中継でのトラブルというと、’90年の長渕剛に尽きる。ドイツ統一という歴史的な年にドイツのベルリンから初の海外中継を行い、『紅白』初出場となった長渕が史上最長となる3曲約17分を熱唱。15分以上歌い続けること自体が異例で当然、他の出場歌手からは不評を買うこととなる。中継が押しに押したことで、大トリの森進一の歌唱時間が大幅にカットされる事態にも見舞われてしまった。  そしてこれだけならまだしも、歌唱直前にこんな暴言を吐いて司会者たちを青ざめさせたのである。いわく「現場仕切ってるの、みんなドイツ人でしてね。ともに闘ってくれる日本人なんて、1人もいませんよ。恥ずかしい話ですけど、今の日本人、タコばっかりですわ」。

サプライズでの卒業発表

恋する フォーチュンクッキー

画像:恋する フォーチュンクッキー

 パフォーマンスの間と間にもこんなハプニングが起きている。それは’13年の『紅白』でのこと。AKB48が大ヒット曲『恋するフォーチュンクッキー』を歌い終えて次の曲・大島優子がセンターを務める『ヘビーローテーション』を歌い始める直前に起こった。当の大島が、グループからの卒業を電撃的に発表したのだ。しかも突然切り出してのこのサブライズ卒業宣言はAKBメンバーの誰にも知らされていなかったのである。当然のように場内は騒然とした空気に包まれることに。
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「トイレの神様につながったある事件」
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