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貧困家庭出身でも合格できた東大生が「両親に感謝している3つのこと」

〇ポイント1「目標だけを設定」

テスト 1つ目のポイントは「目標だけ設定する」というものです。僕の両親は最低限守るべき目標を具体的に設定し、それを下回らなければ、普段の振舞いや手段については一切何も言いませんでした。  僕は中学高校と家の近くの私立校に通っていました。当然、僕の家の世帯年収では私立の学費が払えようはずもありません。ですので、特待生として学費全額免除を受け続けることが学校に通うための最低条件でした。  そのためには評定平均で高い成績を取らなければならなかったのですが、僕は部活動に明け暮れており、試験直前になるまで1秒たりとも勉強しませんでした。  しかし、僕の両親は絶対に「勉強しなさい」とは言わず、「学費免除の特待生だけは維持しなさい」としか言いませんでした。これは僕にとって非常にありがたいことでした。

「勉強しなさい」がNGなワケ

 勉強しなくてもノルマだけ達成していれば、普段どれだけ勉強していなくても何も言わないというスタンスは、僕への信頼感を強く意識することができ、とてもうれしかったことを覚えています。  また、ノルマも「特待生の維持に必要な成績をキープすること」と非常に具体的。そのため、どこまでやればよいのか一目でわかったので安心することができました。  これがとにかく「勉強しなさい」と常に言われるような環境だったなら、僕は反発していたことでしょう。
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国語力が自然と育まれた家庭環境
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