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現役東大生が実は参考にしている「勉強になるYouTube動画」ベスト3

 現役東大生の布施川天馬と申します。学生生活の傍ら、ライターとして受験に関する情報発信などをしています。

YouTubeを娯楽だけにしか使わないのはもったいない

東大 みなさんはYouTubeをどのように使うでしょうか?  僕は好きな実況者のゲーム配信を見たり、ヒカキンさんなどのYouTuberの企画の動画を見たりと、娯楽に使うことも多いのですが、それと同じくらいに勉強にも活用しています。  そう、YouTubeは勉強にも使えるのです。でも、「YouTubeで勉強」と聞くと、ほとんどの人は「えっ?」と思われるのではないでしょうか。娯楽目的で使っていらっしゃる方が大半でしょうから、それは仕方のないことかと思います。  しかし、今の時代はYouTubeで誰もが学べる時代です。学びになる動画を公開しているYouTubeチャンネルは無数に存在し、そのすべてを僕たちは自由に、そして無料で観ることができます。  これは実は本当にすごいことなのですが、多くの人はそのすごさをまだ理解しきれていないのではないかと感じています。

とにかく勉強になるYouTubeチャンネル

 たとえば、今年11月29日に放送された『情熱大陸』にて紹介された、「葉一」というYouTuberのことをご存じでしょうか。  彼は教育系のトップYouTuberの一人であり、YouTubeを使って、全国の学生へ授業動画を配信し続けるという活動を8年以上続けています。  活動の場をYouTube以外にも広げていて、12月16日には『塾へ行かなくても成績が超アップ!自宅学習の強化書』という本を出版されました。
塾へ行かなくても成績が超アップ! 自宅学習の強化書

『塾へ行かなくても成績が超アップ! 自宅学習の強化書』(フォレスト出版)

 小学生~高校生までの勉強について、全範囲を網羅した授業動画を公開していらっしゃる葉一さんのYouTubeチャンネル「とある男が授業をしてみた」。ここの動画を見れば、塾に行かなくても無料で、また休校期間で勉強が遅れがちな生徒たちでも自由に学力を高めることができます。  実際、コロナ禍の外出自粛期間には学校が「休校中はこのYouTube動画を観てくるように」と課題として出したと言う話もあるそうです。  同様に「すごい人の話が無料で聴ける」というチャンネルはもっとあります。  たとえば、「東大TV」というチャンネルでは実際に東京大学で開講されている講義が動画としてアップされていますし、「TED」では何かを極めた専門家や社会で成功を収めた人のスピーチを観ることができます。  お金を払ってでも受けたい話を無料で、いつでも観ることが可能なのです。  このように子供から社会人まであらゆる世代にとってYouTubeは非常に勉強になる素晴らしいメディア。今回はなかでも特に勉強になるYouTubeの動画を3つご紹介させていただきたいと思います。
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英語を「ネイティブ以外の人」から学ぶメリット
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