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東大に入学して知った「お金がないと、学力が下がる深刻な理由」

 現役東大生の布施川天馬と申します。学生生活の傍ら、ライターとして受験に関する情報発信などをしています。

東大に入れたのは親の年収が高かったから?

東大 先日、2ちゃんねるの元管理人であるひろゆき氏が『叩かれるから今まで黙っておいた「世の中の真実」』(三笠書房)という本の中で「東大生の多くが東大に入っているのは、本人の努力ではなく、親の年収が高かったからである」と述べられたのをご存じでしょうか?  インターネットの掲示板やTwitterなどのSNSを中心に物議をかもしました。現東大生はもちろん、東大レベルの大学にかつて通っていた人たちも心中穏やかでなかったであろうと察することができます。  ひろゆき氏曰く、「親の収入が高ければ、その世帯の子供には良い教育をうける機会が与えられ、良い大学に進学する確率が高まる。  すると、就職にも有利になり、高学歴高収入を手にいれ、良い結婚の機会も得られる。すると、その世帯の子供はやはり良い教育を受けられるようになり……」であり、無限ループが続くのだそうです。

「勉強にはお金がかかる」はまぎれもない事実

 実はこれ、東大も同じことをいっています。去年の東大入試、国語の問題では「教育を通して社会的な階層が再生産されている」というテーマの文章が出題されました。  これもやはり簡単にいってしまえば、「金持ちの子は金持ちに、貧乏の子は貧乏になるのだ」ということにほかなりません。  僕自身、この主張に強く共感できます。2020年に「お金がなくても勉強はできる」というテーマで『東大式節約勉強法』という本を書きましたが、これは「勉強をするのにお金はいらない」ということではありません。  お金があればよい教育が受けられるのは間違いありません。それでも「無課金でもある工夫をすれば一定の立ち回りはできますよ」ということを書いているのであって、お金があるに越したことはありません。  ではなぜ、お金がないと学力が下がるのでしょうか? そこには3つの重大な理由があります。
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お金がないとなぜ学力が下がるのか?
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