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貧困家庭出身でも合格できた東大生が「両親に感謝している3つのこと」

〇ポイント2「家が好きなものに溢れていた」

マンガ 2つ目のポイントは家に僕の大好きなゲームやマンガがたくさんあったということです。「たかがゲームやマンガ」と思われるかもしれませんが、僕の好奇心をとてもよく刺激してくれる、よい教材であったように思います。  僕の両親はマンガやゲームが好きであり、僕の小さい頃からたくさん家にありました。そのため、小学校入学前にはすでに僕はマンガの虜となっていました。  家の近くの古本屋で父が懐かしがって買ってきた『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』などは僕の記憶に色濃く残っている名作です。  そうやってマンガ漬けゲーム漬けの幼少期を送ったわけですが、自分でこれらを楽しむわけには最低限、文字を読んで意味を理解しなければなりませんでした。  ですから、僕は自分一人でマンガゲームを存分に楽しむためだけに、それらを教材として、自然と国語の学習を行っていました。

ゲームとマンガが国語力を伸ばす

「この漢字は何と読むのだろう」「この言葉はどういう意味なのだろう」「なぜ今この人物は泣いているのだろう、何に対して悲しんでいるのだろう」……。  このような情報を読み取るだけでも国語の勉強になります。国語の教材とマンガ、ゲームが違うのは、文章だけで表されるか、画像や映像がつくか否かだけです。  僕は小学校の頃から国語の成績だけはなぜかよかったのですが、これは、マンガとゲームにはまっていたからだと断言できます。  家庭の事情を考えると、趣味にかけられるお金なんてわずかだったはずですが、それでも両親がそうした環境を与えてくれることには感謝してもしきれません。
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わからないことをすぐに調べる習慣はなぜ身についた?
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