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数字上は圧倒的にお得な「楽天モバイル新プラン」の注意点

迷ったらとりあえず1回線だけ楽天モバイルを持つのはあり

 その後、3キャリアや楽天モバイルの動きを受けて、他のMVNOサービスも相次いで低価格サービスを発表した。オプテージの「mineo」は1GBで1180円、5GB1380円、ジュピターテレコムの「J:COM MOBILE」は、1GBで980円、5GBで1480円といったお手軽プランを用意。2月18日からは日本通信が「合理的20GBプラン」をスタート。通話は月に70分までとかけ放題ではないが、通信容量20GBで1980円という価格を打ち出している。  価格重視でスマホ回線を選ぶ人にとっては、うれしい状況になってきているが、選択肢が増えて悩ましくもある。もし、利用エリアが楽天モバイルの圏内に入っており、それほどデータ通信を行わないというのであれば激安に抑えられる可能性がある。手持ちの端末が楽天モバイルで使えるのであれば、メイン回線として契約するのもありだろう。  そうでない人にとっても、サブ回線として確保するのには最適。何せ、通信量が1GB以下なら0円で維持できるのだ。メイン端末の通信容量がオーバーしたときや故障で使えなくなったときのバックアップとしても活躍してくれるだろう。もちろん、だからと言ってたくさん契約するというのは無理。2回線目以降は、0~3GBまで980円という料金体系になる。  黎明期のキャリアには色々とトラブルが発生するのは当たり前。その当たりを許容できるなら、条件のいい楽天モバイルはアリ。ビジネスなどで品質を重視するなら、今のところは4月のサービススタートの様子見でいいだろう。 <文/柳谷智宣言>
お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる
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