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肩こり、腰痛を解消させる呼吸法。1セット10秒で効果てきめん

ビジネスの世界で瞑想やマインドフルネスが注目を集めるなか、かつてないほど重要性がクローズアップされているのが“呼吸”だ。医学的にも呼吸が心身の健康状態を高め、パフォーマンスを向上させることは証明済み。今回は、目的別・場面別に特化した呼吸法をご紹介。一日をさらに快適に健康に過ごすべし!

肩こり・腰痛

肩こりや腰痛も呼吸法で改善できる。ストレッチではなく、回転運動を行うのがポイントだ 治癒の呼吸・肩の型「轆轤回し」 ろくろのごとくゆっくり首を回しながら息を6秒吐き、3秒吸う。この呼吸を行うことで、首や肩のコリをほぐすことができる。お風呂で体を温めながら行うと肩こり解消につながり◎
呼吸

背筋を伸ばして座り、肘を伸ばして手首を交差。首を左右にゆっくり回そう

治癒の呼吸・腰の型「振浮舞」 フラフープを回すかのような動きで、ゆっくり腰を回しながら息を6秒吐き、3秒吸う。腰痛改善のほか、インナーマッスル(体幹)の強化、便秘解消、ダイエット効果が期待できる。
呼吸

足は肩幅、右手は腰骨の上、左手は肋骨の下。腰の回転方向、手の位置を入れ替えて行う

うつ・ストレス過多

浅い呼吸は万病のもと。リラックスした状態で、心に溜めた怒りや不安を一気に吐ききる。 平穏の呼吸・怒の型「怒拳吐」 手を組んで親指と人さし指でつくった穴に大きく息を吐くことで、胸骨が開き呼吸筋が鍛えられる。その姿はまるで『新世紀エヴァンゲリオン』に登場する碇ゲンドウのよう。
呼吸

顔の前で手を組む。できた穴に向けて6秒かけて口から息を吐き、3秒かけて鼻で吸う

平穏の呼吸・緊の型「自己抱擁」 自らの体を優しく抱きしめるように、肋骨を抱えて深い呼吸をすることで、副交感神経が活性化し心身ともにリラックスした状態に。会社で行うと怪しまれる可能性もあるので要注意だ。
呼吸

両腕で体を包み込み、口から6秒息を吐き、3秒鼻で息を吸う。これを10セット行う

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自律神経を整える呼吸
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