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表記の統一問題に、多くの書き手が苦しんでいる?

表記の統一問題に、多くの書き手が苦しんでいる?

ドン・キホーテのピアス 鴻上尚史 前回書いた、「表記の統一」のツイートが依然として、リツイートされ続けています。  インプレッションが600万、「いいね」が8万2千、「リツイート」が2万1千を超しました。 「予想外にバズって」と書いたら、「フォロワーが7万人以上いるんだから、バズるのは当たり前だろう。無責任だ」と突っ込まれました。  同じ時期に「選択的夫婦別姓に反対する与党の女性議員は、旧姓を通称として活動するのは矛盾してないか。強制的夫婦同性を求めるのならおかしいと思う」なんて内容のツイートをしたのですが、インプレッションは3万7千、「いいね」が681、「リツート」が181でした。  まあ、普段は、だいたい、こんな感じです。「いいね」が1000を超すことは珍しいです。  そう考えると、「いいね」が8万を超すという事態がちょっと信じられないのです。  みんな、書き手として、「表記の統一」に苦しんでる、ということなんでしょうか。  校正と編集者、作家との理想的な関係は、三者がちゃんとキャッチボールしていることです。  編集者が著者を理解していれば、「この著者は表記の統一はしない」とか「固有名詞のみ統一する」などと校正者に指示するでしょう。  さらに、編集者は校正されたものに自分の判断を加えて著者に渡します。僕が今まで仕事をしてきた多くの編集者はそうでした。  でも、世の中にはいろいろな編集者さんがいます。

俳優と演出家の関係性

 なんだか、俳優と演出家の関係に似ていると思います。  俳優は、いろんな演出家と出会います。そして、それぞれの演出家や監督の良い点と悪い点を知ります。  でも、演出家である僕は、他の演出家の仕事を知ることはありません。  作品という完成形はもちろん見ますが、どういう手順でやっているかを知ることはなかなかないのです。  修行時代に他の演出家さんの演出を見ることはありましたが、それ以外は、他の演出家のすることを知る機会は少ないのです。  同じように、著者はいろんな編集者さんと出会いますが、編集者さんが他の編集者さんの手順を詳しく知ることは少ないんじゃないかと思うのです。  そうすると、自分のやり方が唯一の正解だと思う人も当然、出てくるだろうと思います。
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今まで出会った、いろんな編集者
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