ライフ

月10万円・都内近郊に住むならどこがベストか。マンションor戸建ての選び方

都心まで1時間以内でおすすめなのは?

住まい

清潔感溢れる学園都市といった風情の「柏の葉キャンパス」。写真右は東大のサテライトキャンパス、写真左は「ららぽーと柏の葉」

 コロナ禍でリモートワークが普及し、郊外で広々とした新居を、と考える家庭も少なくない。だが、将来的に子供を自宅から都内の大学に通わせることを考えると、都心まで1時間が限界だろう。 「それでしたら新宿まで乗り換えなしで30分以内の埼玉県戸田市の『北戸田』や、大手町まで40分ほどの千葉県船橋市の『南船橋』がオススメ。  どちらも自然環境は豊かで、のどかな時間を過ごせますし、モール型ショッピングセンターもあります。“自然”“利便性”“立地”の3拍子が揃い、家族の思い出もつくりやすい土地です」

戸建て購入は子育て後という選択も

 一方、マンションの1割程度の供給量しかない戸建て。手が届かないように思えるが……。 「2021年の『買って住みたい街ランキング』(LIFULL HOME’S)で3位の本厚木は、新宿まで約1時間と利便性が高い上、丹沢方面へのハイキングなど自然が豊富で、子育て支援も手厚い。ファミリー層の誘致に力を入れていて新築4LDKが3000万円台と、目が離せない地域です」  だが、「戸建て購入は子育て後という選択も」と榊氏。 「今の50~60代が新築で買った春日部市、藤沢市、横浜市戸塚区などベッドタウンの中古戸建ては、現在1000万円台~と格安で売られています。同様に、今新築で売られている郊外の物件を20、30年後に中古で一括で買う。そんな老後リッチを狙うのもありです」  家族の形も物件の価格もいずれ変わる。ついのすみかとなるマイホームの購入は、それまで待ってからでも遅くはない。
次のページ
月10万円で住める東京近郊ベストチョイス
1
2
3
おすすめ記事