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芸人ノッチ、仕事が9割減でも「Yes,We Can!」長女の中学受験に全集中

コロナ禍が経済を直撃し、今や出世や年収アップどころの騒ぎではなくなった。現状維持もしくは現状復帰が多くの人の目標となるなか、苦境においていかに前を向くか、ウィズコロナのなかでいかに幸せを見つけるかが重要となっている。現在55歳のお笑い芸人・ノッチさん一家をコロナ禍が襲ったのは、長女・叶望さんが中学受験に挑んでいる最中だった。

暮らしは中流のノッチ家が、中学受験に成功したワケとは?

ノッチ ノッチさんは、長女・叶望さんが「中学受験に挑戦したい」と話したときの思いをこう語る。 「5年生の春に叶望が『中学受験したい』と言ってきたんです。僕は近所の公立でいいと思っていたのですが、娘が自分の意思で決めたことなので、家族が応援団になると腹をくくりました」  芸人ゆえ収入には波があるが、おおよそ中流といわれる年収500万円ほど。都内の2DKの賃貸マンションで家族4人暮らし。中学受験は経済的に簡単ではない。 「月の塾代が5万円。それを捻出するために、外食を控え、休みの日も公園で過ごしました。その日から僕は禁酒。散髪は妻まかせで、服もほとんど買っていません。商売道具の衣装もオバマ元大統領のネタのスーツ1着だけです」
ノッチ

ノッチ家はすべて受験のために。邪魔になる衣装や私物は納戸へと移された。「もう家に僕のスペースはありません!」(ノッチさん)

コロナで仕事が9割減。それでも得た幸せとは

 後輩芸人が舞台用に美容室に通うのを尻目に、節約に励むノッチさん。だが、新型コロナでイベントや営業がなくなり、仕事が9割減という悲劇が追い打ちをかけた。 「目の前が真っ暗になりましたが、受験は諦めさせたくない。幸い40歳を過ぎてからの子供だったので、自分に何かあったときのために貯蓄はしていたんです。それを取り崩しつつ、さらにリモートで家庭学習が増えたので、僕の私物をすべて納戸にしまってリビングを勉強スペースに模様替えしました。妻が娘の勉強を見ているので、僕は主夫として粛々と静かに家事を手伝いました」
ノッチ

「リビングで勉強していると、暴れん坊の次女(6歳・友香ちゃん)が、お姉ちゃんの背中を見て行儀よくなりました!」(友美さん)

 ノッチさんのプライベートの時間は、家族が寝静まってから。薄暗いリビングで趣味のバイク動画をネットで探し、イヤホンでエンジン音に耳を傾けるのが唯一の自分の時間だったという。 「でも、それが不幸かといったらそうじゃない。家事をするようになってから妻の機嫌が良くなりましたし、娘と過ごす時間も増えた。外食の代わりに、僕がすっぽんをさばけるので、特別な日は手料理を振る舞うようにもなりました」
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長女の受験結果は…
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