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「移動時間の英単語暗記や読書は非効率」と現役東大生が考えるワケ

英単語の暗記こそ実は集中力を要する

英単語 英単語の例で見てみましょう。  そもそも英単語学習はなぜ行うのか。それは英文を読めるようになるためです。英文を読めるようになるためには、最低でもそれぞれの単語がどのような意味なのかをわかっていなければなりません。  となれば、英単語を暗記するといっても「①英単語のスペルを覚える」「②英単語の日本語訳を覚える」「③2つの文字を結びつける」の3つの作業ができていなければいけないわけです。 「そんなことわかっているよ!」と声が聞こえてきそうですが、思ったよりもこの作業は厄介です。

膨大なペアを整理して記憶する必要がある

 たとえば、「“apple”=“リンゴ”」という一つのペアであれば、確かに簡単かもしれません。  しかし、英文を読めるようになるためには、合計で数千にも及ぶ単語を覚えなくてはいけません。ですから、頭の中に数千のペアができている状態が理想の状態となります。  数千もあれば、スペリングや意味が似ている単語のペアもたくさんあるでしょう。それらがこんがらがってしまわないようにまとめて整理しながら覚えていくのは、実はとても大変な作業です。
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本当の移動時間の有効活用法は?
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