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「移動時間の英単語暗記や読書は非効率」と現役東大生が考えるワケ

 現役東大生の布施川天馬と申します。学生生活の傍ら、ライターとして受験に関する情報発信などをしています。

読書や勉強が捗る空間の重要性

東大 皆さんは最近、いつ図書館に行きましたか? 僕は緊急事態宣言以降、久しく行けていませんが、コロナ禍以前は1週間に一度は通っていました。「現役の大学生なのだから当然だろ!」と思われるかもしれませんが、僕の場合は図書館でないと集中できなかったからという事情もありました。  図書館や静かな喫茶店などに籠ってゆっくり読書に耽りたいと思うのですが、最近はさすがにそういった長時間の室内滞在が必須となるような施設へはなかなか足が向きません。  しかし、全然消化できていないのに、書店で面白そうな本が並んでいるとついつい買ってしまうため、「積ん読」している本がどんどん部屋にたまっていきます。

電車の中は読書に適した空間?

 先日、電車に乗っていたときのことです。僕は電車内ではいつも音楽を聴くか、YouTubeで動画を観るかして過ごしているのですが、たまたま目を上げた際、目の前の人が本を読みながら過ごしていることに気づきました。  そう考えて意識的に周りを見てみると、思ったよりも多くの人が電車に揺られて過ごす時間を読書タイムとして使っていました。 「なるほど、時間の有効活用のためなのだろうか」と思ったのですが、同時に僕の脳裏には「英単語は隙間時間を活用して覚えろ!」と口を酸っぱくして言っていた英語教師の姿が浮かんできました。
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「英単語は隙間時間に」の信ぴょう性
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