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「移動時間の英単語暗記や読書は非効率」と現役東大生が考えるワケ

むしろ移動時間は「休憩」にあてる

車内 わずかな移動の合間、しかも「テレビや電車の雑音」というノイズが絶えないような環境で、このような作業を行うのには、実は大変な集中力が必要となります。読書であれ暗記であれ、自分の集中できる環境で行ったほうが当然ながら効率はいいですし、成果も出やすいのです。  それならどうせ集中できない可能性が高く、退屈しがちな電車内での隙間時間などは、いっそのこと休憩の時間としてしまったほうが、効率がいいのではないでしょうか。  電車内で勉強して、家に帰ってからYouTubeを観るという生活をしているのであれば、いっそのこと、電車内でYouTubeを観て、家に帰ってから30分だけ勉強をするという生活に変えたほうが結果は出やすいと考えます。

新たな記憶よりも復習のほうが効率的

 それでも「自分は家では遊んでしまうから、どうしても電車内などで勉強をしたい」と考える方もいると思います。  では、隙間時間を勉強に活用するには、どのように使えばいいのでしょうか。  その答えは「隙間時間は復習の時間にあてる」です。読書している方なら、すでに読んだ章をもう一度読み返して理解を深めるだとか、英単語ならすでに覚えたページの復習テストにあてるといったように使えばいいのです。  これは新たに「何かを暗記する」という作業より「一度覚えたであろう何かを思い出す」、場合によっては「覚え直す」という作業のほうが比較的負荷が少ないから。
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「時間の使い方」を意識
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1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。著書に最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』がある。株式会社カルペ・ディエムにて、講師として、お金と時間をかけない「省エネ」スタイルの勉強法を学生たちに伝えている。(Xアカウント:@Temma_Fusegawa

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