お金

20年間で5000万円。“FIRE”早期リタイア生活に近づく投資術

「iDeCo」「つみたてNISA」はつくっておかないと損!

 こうしたポートフォリオに加え、「iDeCo」(個人型確定拠出年金)と「つみたてNISA」(少額投資非課税制度)という2つの税制優遇口座も重要だ。リタイアメントプランに強いファイナンシャルプランナーの山崎俊輔氏は、こう指摘する。
FIRE

シミュレーションの結果は’21年3月の税制に基づいて計算。運用益の課税は20.315%、住民税は一律10%で計算。試算は大和証券の「つみたてシミュレーション」を使用した(各種手数料は除いて計算)

「この税制優遇口座は、つくっておかないと損。夫婦で口座を開く、ダブルiDeCo・ダブルNISAがおすすめです。2人とも企業年金がない会社員の場合、月に2万3000円ずつ、そしてつみたてNISAは月に3万3000円まで投資可。合わせて毎月11万2000円を運用益非課税で運用できるのは大きく、iDeCOは所得税軽減効果もあります」  リスクとリターンをバランスさせたポートフォリオと、税制優遇口座を両輪として出発進行だ。

仮想通貨で一足飛びにFIREできるか?

FIRE 節約も収入増も難しい─そんな人に一発逆転の方法として頭をよぎるのが仮想通貨。ビットコインは、今年に入ってから過去最高値を更新し、この1年で約10倍に。FIRE実現までの時間を短縮することは可能なように見える。  手堅い長期投資に詳しい太田創氏も、お試しで買っておくことには肯定的である。 「仮想通貨は企業や国に価値が保証されているわけではないので、極端な話、いつ無価値になってもおかしくないんです。したがって、資産の大半を突っ込むのは愚か。とはいえビットコインが、この5年で200倍以上に跳ね上がっているのは事実。個人的にはまだまだ大化けすると予測しています。  今20万円ほど投資すれば、5年後には4000万円になっている可能性もある。FIRE実現を推し進める起爆剤になるかもしれません」
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