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20代で毎年100万円貯金。40代でFIRE達成した専業主夫の超ケチケチ生活

今、労働に縛られずに自由な生活を夢見る人が増えている。欧米を中心に世界的流行を見せる「FIRE」理論は「節約し、カネを貯め、そのカネを投資に回し、カネにカネを稼いでもらい早期リタイアする」というもの。果たして我々日本人にこれが可能なのだろうか? ’19年に会社を辞め、専業主夫として暮らす男性に話を聞いた。

給与の大半を貯蓄。年間100万円以下の超ケチケチ生活

セミリタイアする技術 FIRE

写真はイメージです

 投資という攻めの資産形成だけではなく、貯金というシンプルな方法でのFIREも可能だ。6000万円を貯めて’19年に会社を辞め、専業主夫として暮らすハムス太氏(47歳)に、ここまでの道のりを聞いた。 「もともと体が弱く、酒もタバコもやらず、旅行や外食などのカネのかかる娯楽への興味も薄かったので、20代の頃から毎年100万円ほど貯金していました。30歳で年収500万円。転職後は、利率0.5%の社内預金制度を活用し、月給の大半を社内預金に充て、45歳の退職時は年収650万円。年間約300万円を貯めていました」  貯金残高の伸びと同時に節約にも拍車がかかっていった。 「クルマなし、住居は家賃4万~5万円、食べ物はスーパーで安く買い自炊。この3つで生活費は抑えられます。医療費も健康保険で十分なので、民間保険には加入していません」 FIRE 30歳時点で1000万円貯めたハムス太氏は、33歳で1800万円、そこから12年ほどで6000万円まで資産を貯め、45歳でセミリタイア生活に。

投資を避けた理由は?

 この節約ぶりはFIREの教科書どおり。それなのにハムス太氏は、なぜ投資を避けたのだろうか。 「資産形成を始めて間もない頃、ライブドア・ショックで100万円ほどの損失を受けて、株式投資は自分の性に合わないと思うようになったんです。現在は、売りと買いを同時に立てて株主優待の権利をリスクゼロで手に入れる『優待取り(クロス取引)』のみで、月2万円の収入を目標にコツコツやっています」
FIRE

「優待取り」で手にした商品をブログで紹介、ちなみにブログ収入は年1000円程度

 7年前に結婚した妻は現在も働いているが、出会った当初から早期リタイアと主夫への願望を打ち明けていたそうだ。 「結婚時に、互いの収入に干渉しないというルールを決め、生活費は折半しています。毎日近所のスーパーを巡って安い食材をゲットし、レシピを工夫して作ったご飯を妻に食べてもらうこと、通勤から解放されたこと、ひとつひとつが本当にありがたくて。幸せを噛みしめて過ごしています」  この1年間の生活費は、なんと100万円以下。豊かなドケチライフは続く。 <取材・文/松嶋千春(清談社)> 様々なメディア媒体で活躍する編集プロダクション「清談社」所属の編集・ライター。商品検証企画から潜入取材まで幅広く手がける。
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