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アイドルのセカンドキャリア問題、就職先でセクハラ「あんまり可愛くないね」

 愛知県警は4月5日、「SKE48」の元メンバーを含む男女4人を詐欺と特定商取引法違反(不実告知など)の疑いで再逮捕した。出会い系サイトで知り合った男性に対して投資で「稼げる知識」があるなどと言い、現金を騙し取っていたという事件だ。人気アイドルグループの元メンバーの行く末として、世間に大きな衝撃を与えた。  現役のグラビアアイドル(兼ライター)でもある筆者としては「ついにきたか……」というのが率直な感想だった。いずれ元アイドルが犯罪や詐欺を犯したというニュースは増えていくだろうと予測していたからだ。とはいえ、まさかの大手である48グループ。さすがに驚きを隠せなかった。  そもそも、なぜ私が「ついにきたか……」と感じたのか。それはアイドルやグラビアアイドルにとって、だれもが直面する「セカンドキャリア」問題があるからだ。

アイドルが直面するセカンドキャリア問題

吉沢さりぃ

現役グラドルの筆者・吉沢さりぃ。撮影の仕事でバニーガールに扮したときの写真

 たとえ、どれぐらい華々しく活動していても、グループを抜けたり、事務所を退所した途端、いきなり人気がなくなることも珍しくない。この仕事においては、“若さ”はわかりやすい価値でもある。キャリアが長くなればなるほど、仕事が減っていく。言い換えると、価値が目減りしていく現実もあるのだ。  毎月、新しいグループがデビューして若くて可愛い子たちがDVDを出す。そのなかで、活動を継続していくことは本当に難しい。続けたい意思だけではどうにもならない世界なのだ。そこでセカンドキャリアを考え始める。  「元アイドル」「元グラビアアイドル」という看板をひっさげていれば、普通に就職できて、まわりからもチヤホヤされるだろう? と思う人もいるかもしれない。  だが、大間違いだ。

会社でセクハラや陰口「あんまり可愛くないね(笑)」

 確かに、良い扱いをしてくれる人がいないわけではないが、どちらかと言えば、色眼鏡を使って見てくる人も多いのである。実際に筆者の友人は、元グラドルであることを隠して就職したが、バレてしまったことで会社に居づらくなったという。  男性社員には「やっぱりグラドルって枕営業とかあるんでしょ?」「パパはいるの?」などとセクハラまがいのことを平気で言われ、女性社員には「元グラドルといっても、そんなに可愛くないよね(笑)」と陰口を叩かれていたという。  友人はそのとき、「下手に出たDVDや雑誌、テレビが、こんな形で仇となるとは思わなかった」と嘆いていた。  また、アイドルだったというプライドがある故に、“普通の仕事”ができなくなってしまうケースもある。
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「自分は特別な存在」と勘違いしてアルバイトもできない
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