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「バレるまで続ける」休業要請無視を決断したキャバクラの言い分

緊急事態宣言慣れした街の人々

梅田

緊急事態宣言で人通りは減った梅田の商店街

 東京、大阪など4都府県で発令された緊急事態宣言下での2度目となるゴールデンウィーク。羽田空港や東京駅では目立った混雑はなかったものの、昨年のゴールデンウイークと比べると各地で人出が増加しているようだった。酒類を提供する飲食店は休業が要請され、それ以外は午後8時までの時短営業となったわけだが、夜の街ではどのように変化したのだろうか。緊急自体宣言よりも一足早く、「まん延防止等重点措置」が適用されていた大阪・兵庫の夜の街で働く人達に話を聞いた。

生活がかかっているからありがたいが……

 話を聞いたのは大阪・梅田のキャバクラに勤務する20代の女性。今回の休業要請について、このような不満を漏らした。 「『マンボウ』のときは午後8時までの時短営業で今回は休業要請となったのですが、梅田の飲み屋は宣言下でも通常営業している店が少なからずあります。キャバクラももちろん例外ではなく、うちの店も罰金覚悟で営業しています。働き手側からしたら生活がかかっているのでありがたいのですが、開いている店が密になってしまうので感染への不安はありますね。  特にお客さんからは『もう、麻痺しちゃったよね』という声も多く、接客中につけているフェイスシールドを『外してよ』と言ってくる人も。中には普通にマスクを外して飲んでいるお客さんもいて、店側が注意しても、すぐに顎マスクに戻ってしまいます。見回り調査が来るのであれば対面接客に変えたほうがいいと思うのですが、お客さんに言いづらいですよね」  彼女が働くキャバクラは今の時点では『見回り隊はまだ来ていない』という。
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協力金が安すぎる
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東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano

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