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130万円で買ったパテックを手取り150万円で売った話

パテックのゴールデンエリプスを売却

 腕時計投資家の斉藤由貴生です。私は、腕時計を「買って⇒使って楽しんで⇒高く売る」ということを実戦しているのですが、今回もまたそれを成功させました。
パテックフィリップゴールデンエリプス3738/100J-012

今回売却したパテックフィリップゴールデンエリプス3738/100J-012

 今回私が売却したのが、3年前に約130万円で買ったパテックフィリップ。パテックフィリップといえばノーチラスなどのイメージから「メジャー」という印象ですが、私が売ったのは、かなり「マニアック」な1本です。  近頃といえば「デイトナマラソン」という言葉があるように、正規店では購入できない人気モデルが多数ある状況。ですが、私が今回売ったパテックフィリップは、そういった対象ではありません。  では、何を売ったのかというと、「ゴールデンエリプス」というモデルであります。

いずれノーチラスのような存在感になる

ノーチラス

かつて90万円台で買ったノーチラス。現在相場は1000万円以上

 このモデル、現在でも現行品が存続しているのですが、その見た目は一見すると「古い」と感じるでしょう。実際、今でもあまり人気が高いといえないモデルなのですが、なぜ買ったかというと、「いずれノーチラスのような存在感になる」と踏んだからです。  現在、ノーチラスの3針モデルの中古相場は1000万円以上という水準がメインとなっていますが、かつて私は、新品のノーチラスを90万円台で購入しています。実際、私が購入した3710/1Aも、現在1000万円以上という中古相場となっているわけですから、私は先見の明があったということになるでしょう。  私がノーチラスを買った際、ノーチラスに対して思ったのは「最初に見ると理解不能だけど、だんだんその魅力に気づき、いずれはハマる」ということ。そして、ゴールデンエリプスにも全く同じことを感じたわけです。  ですから私は、ゴールデンエリプスを購入しようと思い、2017年当時現行だった3738/100J-012に狙いを定めたのです。
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同じモデルでも微妙な差が…
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1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある

もう新品は買うな!もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう


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