デジタル

高機能ウェブカメラの実力を検証してみた。自分の顔と声がクリアに

物理的にレンズを隠すシールドも

 PCとの接続はUSB-Cケーブル。とは言え、ウィンドウズPCだとUSB-A端子のことも多いので、USB-CtoAアダプタも付属している。  ありがたいのがプライバシーシールド。カメラに貼り付け、必要に応じてレンズを物理的に塞いでしまうアイテムだ。剥がれてしまったときのために、予備まで付いているのが嬉しい。  ウェブカメラでビデオ会議や動画配信を行い、終了したものと勘違いしてしまうことがある。過去にもそれでプライベートの様子が全世界に公開されてしまった事例は枚挙に暇がない。ウェブカメラを使っていないときは、レンズを物理的に隠す癖を付けておくとよいだろう。
PowerConf C300

接続ケーブルはUSB-CとUSB-CtoAアダプタが付属する

PowerConf C300

プライバシーシールドが付属している

PowerConf C300

装着してシールドを半分閉じたところ。動きはスムーズ

 足の部分は2軸で曲がるようになっており、カメラ部分も水平方向に回転するので、好みのポジションに設置できる。しかも、三脚穴も開いているので、卓上三脚などを利用することも可能。  ケーブルは脱着式なので、好みの長さに変えられるのもポイント。付属のケーブルはちょっと硬くて太いので、手頃な長さの極細ケーブルに変更してもいいだろう。

10年前のウェブカメラと比較してみる

PowerConf C300

ノートPCに装着したところ

 試しに、2009年に発売されたウェブカメラと画質を比較してみよう。当時としてはハイエンドの性能を備えており、200万画素でオートフォーカス、マイク内蔵のウェブカメラで解像度は1280×720ピクセル。価格は「PowerConf C300」と同じ約1万円。  しかし並べてみれば違いは一目瞭然。圧倒的にキレイに映っている。画角の広さも圧倒的だ。
ウェブカメラ ビフォー

古いウェブカメラの映像

PowerConf C300

「PowerConf C300」の映像

「PowerConf C300」は複数人での利用もできる。画角が広いので、数人まとめて映せるのだ。0.35秒でピントが合うオートフォーカスも便利。通常、人物にピントが合っている状態で、カメラの目の前にモノを差し出すと、ぼやけてしまうのが普通だ。しかし、「Anker PowerConf C300」なら即ピントが合うので、見やすい。
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「見えすぎはイヤ」という人には
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お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる

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