デジタル

高機能ウェブカメラの実力を検証してみた。自分の顔と声がクリアに

「見えすぎはイヤ」という人には

PowerConf C300

素早くピントが合うのはストレスを感じずに済む

 画角が広すぎると家の中が全部見られてしまっていやだ、という人もいるだろう。そんな時は、「自動フレーム」機能を利用すればいい。被写体に合わせて映像の一部を切り取って表示してくれる機能だ。  カメラの設定を変更するには設定ソフト「AnkerWork」をAnkerのウェブサイトからインストールする。カメラを接続した状態で「AnkerWork」を起動すると、「デバイス」タブで各種設定が行える。 「セルフフレーム」をオンにすると、被写体の人物を追跡し、画面に大きく表示するようになる。少々動いても追随してくれるので、Zoom飲みなどにぴったり。画角も自動的に小さく調整されるので、家の中が全部見えてしまうようなこともない。 「オートフレーム」をオンにすると、複数で映る時に、ちょうど全員が映り込むように画角を調整してくれる。  他にも画角を直接指定したり、フレームレートを調整できる。暗いところでもキレイに写せるHDR機能も便利だが、オンにするとフレームレートは30FPSになってしまう点は覚えておこう。

音声にもこだわり

PowerConf C300

「セルフフレーム」をオンにすると被写体を自動的に追尾してくれる

 音声処理機能も○。「ノイズリダクション機能」により環境雑音を軽減でき、「オートゲインコントロール機能」によりボリュームを自動調整してくれる。相手に対してクリアでストレスのない音声を届けられるのがポイントだ。  Zoom Personal Workspace認証を取得しているので、設定はきちんとZoomにも引き継がれる。もちろん、Zoomのバーチャル背景機能などでも問題なく動作する。  自宅でビデオ会議やZoom飲みをするならイチオシの「PowerConf C300」。綺麗な映像&クリアな音声だとオンライン商談の成功率上がるかもしれません、と会社におねだりしてみてはいかがだろうか。 <文/柳谷智宣>
お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる
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