仕事

サッカー・中村憲剛に学ぶ「リーダシップの取り方」

精神的な支柱として

 この年、中村選手は3年間務めていたキャプテンを小林悠選手に譲っていました。しかし、ルヴァンカップ決勝で敗北した時、小林選手は「このチームは呪われてるんじゃないか、2位しかとれないんだな」と考えていたといいます。そんな小林選手に、中村選手は話し合いを持ちかけました。  また、ホームの等々力競技場で優勝を決めた時、中村選手と小林選手は二人でキャプテンマークを腕に巻いて、優勝シャーレを掲げました。こうしたことから中村選手が精神的なリーダーであったことは明らかです。このように実際のリーダーとは別に、いわゆる「影のリーダー」がいることもよくあります。  学校でも会社でも、組織や集団のリーダーになるのは尻込みするものです。たしかにリーダーにはリーダーならではの苦労がありますが、同時にリーダーならではの面白さもあります。もちろんただ面白いだけでなく、その役割をこなせば結果も伴ってきます。  リーダーシップをもっとうまく取りたい。そう考えているならば、リーダーがチームメイトに対して、何を考え、どう振る舞ったのかを調べてみて下さい。ビジネス書やビジネス誌のインタビューには、そうした事例がたくさん載っています。きっと良いヒントになるはずです。 佐々木
コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る」。著書『人生を変えるマインドレコーディング』(扶桑社)が発売中

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