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DS・PSPソフトがマニア争奪戦状態。次に来るトレンドは?

コロナ禍でダブついたカネがモノへと向かった結果、スニーカーや酒など、さまざまなジャンルで希少品の価値が高騰中だ。思わぬ「含み益」で賑わう各界隈の愛好家たちに趣味と実益を兼ねた資産形成術を直撃した!

DS・PSPソフトがマニア争奪戦状態

 つい最近まで現役ハードだった印象があるニンテンドーDSやPSPだが、すでに好事家の間ではレトロゲーム扱いで、目下ソフトの価格が急騰中だ。
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レアソフトの美品には思わぬ高値がつくことも

 レトロゲームコレクター・のみたろう氏は、底値でDSやPSPのソフトを多数仕込むことに成功しており、現在は10倍以上で取引されるソフトもあるという。プレミア化するゲームの法則を明かしてくれた。 「プレミアになったソフトの多くが、販売本数が1000本未満のゲームです。DSやPSPの販売本数は過去に発売された『オールカタログ』という書籍で調べられますが、現在はそちらもプレミア価格でなかなか入手困難です」
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発売ゲームを網羅した『オールカタログ』はレトロゲーム投資の羅針盤だが中古で6000円ほどする

 初心者は、買取店の価格をチェックするのが簡単だ。 「駿河屋の買取価格は検索しやすく、他店舗が参考にするほどなのでチェックしてみてください。ほかには独自の値付けをするマニア向け専門店を押さえたり、ツイッターで『プレミアゲームソフト研究所』をフォローして高騰予想ツイートも必見です」

リサーチ力と探索力の両方が必要

 プレミア化するソフトも本格的に価格が上昇する直前ならブックオフなどで普通に売られている。 「珍しそうなゲームに出合ったらまずはフリマサイトや通販サイトの在庫を調べて流通量を確認します。本数が少なければ必ずプレミア化するわけではなく、需要があるかはまた別の話です。ジャンルやゲームの完成度が影響しますし、子供向けで人気だったゲームは現存する美品はかなり少ないなどの予測もできます」
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お宝が眠っている可能性の高い伊豆や銚子などのブックオフまで遠征することも多いとか

 のみたろう氏は「リサーチ力と探索力の両方が必要」と強調し、市場の流れを常にウォッチし続けて経験値を積むことでレベルアップが実現する。
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次に来るトレンドはPSvitaのギャルゲー
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