なじみのパチンコ店がコロナで突然閉店したら、貯玉はどうなるのか?
昨日まで営業していたパチンコ店が、或る日突然閉店を告知することが珍しいことではなくなってきた。
1年半にも及ぶコロナ禍と、規則改正による旧規則機入替に関わる費用のダブルパンチにより、ここ数年土俵際で踏ん張ってきたパチンコ店経営者も、「さすがにもう無理」、「ここを乗り越えてもその先の展望が無い」と白旗を上げ始める事態が起こりつつある。
本稿では、もし足繫く通っているパチンコ店が突然閉店したら、「貯玉・貯メダル(ちょだま・ちょめだる)」はどうなるのかという話をしたい。
「貯玉・貯メダル」(以下「貯玉」)とは、パチンコやパチスロ遊技によって客が獲得した玉やメダルを、賞品に交換せず、自分の会員カードの中に貯め置いたもの。貯玉をしておけば、客は次回来店時に現金で玉を借りずとも、この貯玉を引き出して遊技をすることが出来る。
獲得した玉やメダルを賞品に交換する際も、端玉(交換できる賞品が無い程度のわずかな余り玉)を貯玉しておけば、次回の出玉と合算することも出来る。
いわゆる「換金ギャップ」が生じるパチンコ店では、貯玉で遊技をするほうが客側に有利という側面もあり、一見さん以外のユーザーの多くは、その店の会員になり、多かれ少なかれ貯玉をしているケースが多い。
一方、パチンコ店側の立場でも、客が貯玉をしてくれれば、賞品交換をしない分キャッシュアウトも無くなるし、客の再来店にも繋がる。
客側、店側双方にとって、この貯玉にはメリットがあるのだ。
数万円分の貯玉をしている人は珍しくないし、数十万円分の貯玉をしている客も、店ごとに何名かはいるはずだ。
都内の或るパチンコ店では、数百万円分の貯玉をしている人もいる。店長の話によれば、「もう貯める事が趣味というか、毎回現金投資で、玉が出たら貯める事を数年間続けています。実は1枚の会員カードには25万玉(100万円相当)しか貯める事が出来ないので、そのお客さんには会員カードを複数枚発行しています」
下衆な勘繰りとは承知しつつ、その客は、数百万円分の貯玉をするために一体いくら投資したのか?
「貯玉・貯メダル」とは
店側にも客にとってもメリットがある「貯玉」
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