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コロナで赤字転落の「銀座ルノアール」。巻き返し策を幹部に聞いた

お客様の声をもとに「改善をする」

ルノアール

延長したい場合や注文はカラオケのような備え付けの電話で伝えられる仕組み。注文したらおしぼりとともにスタッフが運んでくれるので、フルサービスとほぼ変わらない

 銀座ルノアールでは接客の強化とともに、お客さんからの声も大切にしている。ビジネスブースを利用するお客さんにアンケートを実施して、「この立地に出店して欲しい」「防音をもう少しして欲しい」などさまざまな声を集めているという。コロナ対策に関してもお客から何か声があったのだろうか? 「衛生面に関してお客様の要望はほとんどありませんでした。換気やアルコールスプレー対策もしていますので、今のままで満足されているのかな? と思っています。それよりも『椅子をもうちょっとこうして欲しい』『ブランケットのようなものが欲しい』などの声がありました。お客様の声を聞きながら、徐々に改善していきたいと思います
ルノアール

今のところ、ビジネスブースも、貸会議室も禁煙

 現在、西日暮里第一店を含めて都内を中心に11店舗展開しているビジネスブース。今後も店舗数を増やすのか。 「できるだけ増やしていきたいです。ただ既存の店舗だと、消防法の制約があり、全店舗にビジネスブースを作ることができません。そのため、消防法にかからない店舗から増やしたいと考えています」

スクラッチ製法のパン屋をオープン予定

ルノアール

建築基準法や消防法のため天井から部屋の間が空いており、打ち合わせなど声を出す仕事は控えたほうが良さそうだ

 最後に、銀座ルノアールの今後の展開について聞いてみた。 「実は9月中旬に粉から作るスクラッチ製法のパン屋をオープンします。今後何するのにもコロナがついて回ると思うのですが、ベーカリー事業もそのひとつの方向性として作りました。リモートワークが増え、家から近い飲食の需要が多くなることから、都心部よりも郊外のさいたま市(埼玉県)に出店することになったのです。これからも形を変えつつ、お客様に満足していただけるものを提供していきたいと思います」  長年変動していく世間を見てきた銀座ルノアール。すでに確固としたファン層ができているのでいろいろな方向性へとチャレンジができるのだろう。 <取材・文・撮影/大川藍> ※bizSPA!フレッシュより
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