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東大生が「“すぐに論破したがる人”は頭が悪すぎる」と考える理由

議論のゴールは「相手に勝つこと」ではない

議論 そもそも、議論とはただの口げんかのことではありません。反対意見を持った人たちが集まれば、自然と議論になるわけではないのです。  議論とは、異なる意見を持った人々同士が話し合いを経て、双方の妥協点を探っていくこと。議論のゴールは「相手に勝つこと」ではありません。あくまで「お互いに納得すること」です。  なので、どちらかが明らかにおかしいことを言っている場合には、議論が成立しません。  たとえば、どちらか一方が「1+1=3である」というような、明らかに間違ったことを言っている場合、これは議論にならないわけです。

お互いの合意を得るためにやるべきこと

 また、一方的に相手方の意見を批判して、強制的に試合終了とするのもまた議論ではありません。相手方との対話、話し合いという議論の本質を無視する行為だからです。  議論をする場合、必ず「双方ともに」それぞれの利点や批判点、それに対する反論を行うことが必要になります。これは議論をフェアに進行していくためです。  両者がともにいい点、悪い点を比較、検討することで、最終的なお互いの合意を得ることができます。
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ダメな議論は無益どころか有害である
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