ライフ

東大生が「“すぐに論破したがる人”は頭が悪すぎる」と考える理由

間違った「論破」はただのマウンティング

マウンティング なぜここまで「双方の合意」とか「妥協」とかにこだわるのかといえば、それは後々に争いの種を残さないようにするためだと僕は考えています。  議論は仲が悪くならないようにしつつ、意見対立を解決するための極めて賢い方法なのです。  一方で、自分の意見を無理やり通すという誤った「論破」をしてしまうと、必ず「意見が通らなかった人」に何かしらの不満が残ります。  僕には世間で言われている「論破」がまるでかっこいいものだという印象がついているように見えます。ですが、これは生産性がないだけでなく、当人同士の仲を悪化させる愚かな行為です。  ですから、友人や会社の同僚、パートナーなどとの話し合いですぐに「論破」をしたがる人は要注意といえます。  この「論破」は、ゆくゆく人間関係のトラブルにつながるためです。

「一方的」な時点で議論は成立していない

 自分の説のいいところと、相手の説の悪いところだけを並べても、「ハイ、論破」とはなりません。  なぜなら、議論の相手は「自分の意見が正しい」という思いだからです。なので、一方的に終わらせようとしても、相手から「おいおい、待ってくれよ。俺の意見も聞いてくれ」と反論が来るでしょう。  逆にこのような一方的な「論破」が成立するなら、「相手が反論していないだけ」ということになります。
次のページ
論破が無意味で愚かな行為なワケ
1
2
3
4
5
Cxenseレコメンドウィジェット
おすすめ記事